研究課題/領域番号 |
08308014
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
杉山 吉茂 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014816)
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研究分担者 |
山下 昭 福岡教育大学, 教育学部, 教授 (60036910)
橋本 吉彦 横浜国立大学, 教育学部, 教授 (60000072)
能田 伸彦 筑波大学, 教育学系, 教授 (80020121)
三輪 辰郎 応用光学研究所, 研究員 (70030278)
澤田 利夫 国立教育研究所, 科学教育研究センター, センター長 (40000062)
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キーワード | 高度情報化社会 / 数学 / カリキュラム / 中等教育 / テクノロジー |
研究概要 |
本研究は、テクノロジーの活用を志向したモデル単元の開発を行う応用実践的研究と、それらを総合的に考察し、高度情報化社会に対応した数学教育カリキュラムのための新しいパラダイムの構築を目指す理論的研究とで構成される。本年度は、第1年次の研究を受け、次の3点を中心に研究が行われた。 1.テクノロジーの活用を志向したモデル単元の開発 2.インターネットの活用とその課題の検討 3.諸外国における数学教育改革の動向の検討 上記1については、高度情報化社会における教科教育のあり方についての考察、および数学的問題解決過程におけるテクノロジーの役割とその意義についての考察を踏まえ、2次関数・指数関数等の内容について、数学的モデル化過程を中心とするモデル単元を開発し、その一部についてはグラフ電卓の積極的活用による試行を行った。 上記2については、インターネットを教育研究・実践のための情報発信・交流の場として位置づけ、その利用のあり方についての考察を行い、次年度における検討課題を確認した。 上記3については、欧米諸国の数学教育におけるカリキュラム改革の動向を、特にテクノロジーの活用に焦点化して把握した。その結果、これらの国では、テクノロジーの活用に対応したカリキュラムの開発が進められる一方で、例えば大学入試においてもグラフ電卓が導入されている実態などが確認された。 以上の研究成果について、「資料集」(研究の中間まとめ)を作成した。
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