研究課題/領域番号 |
08308022
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研究機関 | 会津大学 |
研究代表者 |
野口 正一 会津大学, 学長 (80006220)
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研究分担者 |
池田 克夫 京都大学, 工学部, 教授 (30026009)
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
西尾 章治郎 大阪大学, 工学部, 教授 (50135539)
田中 英彦 東京大学, 工学部, 教授 (60011102)
相磯 秀夫 慶応義塾大学, 環境情報学部, 教授 (90051250)
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キーワード | ギガビットネットワーク / 遠隔授業 / 分散処理 / オンライン ユニバーシティ |
研究概要 |
本研究においては、超高速ネットワークの大学における利用技術の開発のために、以下のような研究を行なった。 (1) 情報環境システムの構築の研究 超高速システムの大学における利用として、計算環境、教育環境、研究環境、データベース環境などを対象として、それぞれ必要な機能および性能についての検討を行ない、ギガビットネットワークの必要性を明らかにした。 (2) 超高速ネットワークシステムの研究 ギガビットネットワークを構築する基本技術として、ATMのようなセル多重化技術によるものと、WDMなどのようにビット多重化技術によるものを比較検討して、将来の後者の有利性を明確にした。 (3) 超並列、超分散システムの研究 超分散システム構築のための技術課題を明確化するとともに、その実証のために日米研究用ネットワークであるTrans PACを利用した分散システムの実験を、Super computng98で実施した。 (4) 高度知識の共有と新しいマンマシンインタフェースの研究 大学における超高速ネットワークを利用した遠隔授業の技術的課題を明確化するために、遠隔授業の試行を実施した。その結果、本格的な遠隔授業の実現には単に高速ネットワークのみではなく、教室におけるカメラワークの支援などの周辺技術の開発が非常に重要であることが判明した。 また、成果の公開のために、成果報告のためのシンポジウムを開催した。
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