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1996 年度 実績報告書

統合形設計支援システムにおける解析シミュレーション技術の融合化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08405016
研究機関大阪大学

研究代表者

赤木 新介  大阪大学, 工学部, 教授 (50127172)

研究分担者 廣川 敬康  大阪大学, 工学部, 助手 (80252609)
藤田 喜久雄  大阪大学, 工学部, 助教授 (10228992)
キーワード設計工学 / コンカレントエンジニアリング / 対象モデリング / 形態 / CAE / エージェント通信 / 工学解析の融合化
研究概要

本研究は,今日の設計環境にみられるような製品機能の高度化や開発サイクルの短縮化に対応して,設計シンセシスを支援するための統合的な設計支援手法を研究し,体系化しようとするものである.具体的には,解析シミュレーションのためのCAEツールをインテリジェントCADや設計最適化などの設計シンセシスのための支援技術に融合化していくことにより,統合的な設計支援のための環境と方法論を構築することを目的としている.本年度における研究実績は次のとおりである.
1.設計におけるシンセシスとアナリシスについての階層的構造のモデリング…解析シミュレーション技術を融合化していくための基盤として,設計プロセス全体を通じてのシンセシスとアナリシスとの相互関係を分析し,その結果に基づいて“形態"による対象モデリングの方法を構成した.さらに,空調機における配置配管設計や機構システムの形態シンセシスのについてのモデリングの構造を明確にして,その妥当性を検証した.
2.設計支援技術を統合するためのエージェント通信技術の開発…ネットワーク上の分散した,解析シミュレーション技術をはじめとする各種の設計支援技術を統合化するための手段として,分散並行協調型設計システムのためのエージェント通信による統合化法を構築し,船舶の基本設計を取り上げて実験システムを構築した.
3.CAEツールのエージェント化…上記のエージェント通信技術に対応して,CAEツールをエージェット化により統合システムに組み込んだ場合の設計処理として,構造解析や部品形状最適化などの処理を取り上げ,融合化時の効果についての検討を行なった.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 藤田喜久雄: "空間配置情報との協調による連結型運動伝達機構の形態創成法" 日本機械学会第6回設計工学・システム部門講演会講演論文集. 96-45. 28-31 (1996)

  • [文献書誌] 藤田喜久雄: "形態の段階的詳細化と視点管理による製品設計の枠組とその展開(第1報:基本概念と実装方法)" 日本機械学会論文集C編. 62. 3347-3354 (1996)

  • [文献書誌] 藤田喜久雄: "形態の段階的詳細化と視点管理による製品設計の枠組とその展開(第2報:枠組の展開と適用事例)" 日本機械学会論文集C編. 62. 3355-3362 (1996)

  • [文献書誌] 藤田喜久雄: "形態の段階的詳細化と視点管理による製品設計の枠組とその展開(第3報:形態に基づく形状モデリング法)" 日本機械学会論文集C編. 62. 3363-3370 (1996)

  • [文献書誌] 廣川敬康: "マルチリンク式サスペンションを用いる自動車の総合操安性設計のための最適化モデル" 日本機械学会関西支部第72期定時総会講演会講演論文集. (発表予定). (1997)

  • [文献書誌] Fujita,K.: "Configuration Synthesis,Spatial Representation,Mechanism Systems" Proc.of Internartional conference on Engineering Design ICED97. (発表予定). (1997)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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