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1996 年度 実績報告書

医療過誤判例をめぐる問題点の多角的検討

研究課題

研究課題/領域番号 08452005
研究種目

基盤研究(B)

研究機関北海道大学

研究代表者

東海林 邦彦  北海道大学, 法学部, 教授 (00004151)

研究分担者 町村 泰貴  小樽商科大学, 商学部, 助教授 (60199726)
高波 澄子  北海道大学, 法学部, 助手 (70281772)
松久 三四彦  北海道大学, 法学部, 教授 (10142788)
キーワード医事法 / 医療過誤 / 民事損害賠償訴訟 / 事故法
研究概要

平成8年5月から7月にかけては、問題の発見・整理ないし情報収集等の目的で、医療過誤事件の弁護士・裁判官計7名、臨床医師計2名、厚生省担当官および被害者の会関係者数名等に直接インタビューをおこない、さらに書面によるアンケート調査では同様の関係者十数名からの回答を得た。これらの予備的調査・検討をもふまえつつ、平成8年8月31日札幌において、研究分担者および(札幌以外の)研究協力者総勢11名の参加を得て、第一回合同研究会を開催し、その日程前半においては、医療過誤訴訟に格別の経験・実績を有する(札幌在住の)弁護士・医師を講師として「医療過誤とその法的処理をめぐる問題点--第一線の現場からの問題提起」と題するパネルヂスカッシオンを行い、参加者との活発な意見交換をおこない、今後の研究における基礎的問題意識の共有に資するところがあった。また平成8年11月30日には筑波大学・東京・大塚校舎において第二回合同研究会を開催し、ケース研究のためのパイロット・スタデイの趣旨で、東京高判平成8年5月29日事件(通称・小澤事件)をとりあげ、厚生省の好意的協力の下で、裁判記録を精査したうえで、厚生省担当官・訴訟代理人・医師をコメンテーターとして意見交換をおこなった。
以上の調査・検討をふまえつつ、研究プロジェクトの全体を、代表的個別ケースの事例研究をおこなうプロジェクトAと、マクロな実態調査・分析をおこなうプロジェクトBに分け、前者については、全国4ブロック(札幌、東京、北陸、京阪の各地区)毎の1ないし2件の事例の実証的研究を、また、後者については、社会学者・医学関係者等の協力を得てマクロな実態調査を、それぞれ企画・実施しつつあるところである。

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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