研究概要 |
C^<n+1>内に,Z^2_1+Z^2_2+・・・+Z^2_<n+1>=λ^2(λは複素数)で定義される複素多様体を複素球面という。複素球面とリ-球(第4種古典領域)との共通部分は,実球面の複素近傍であり,球面上の実解析関数の球面調和展開のときに重要な役割をもつ。研究代表者は,複素球面上の解析汎関数のフーリエ、ボレル変換により,ラプラス微分作用素の固有関数の構造を得て,平成8年には4篇の論文を発表した。このテーマでの研究は3年計画であり,他の研究者の成果については,次年度以降に概要を記すこととする。
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