• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

文系・理工系融合型情報学部における教育体系と実践に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08459012
研究機関静岡大学

研究代表者

阿部 圭一  静岡大学, 情報学部, 教授 (80022193)

研究分担者 小西 達裕  静岡大学, 情報学部, 講師 (30234800)
酒井 三四郎  静岡大学, 情報学部, 助教授 (70170553)
山田 文康  静岡大学, 情報学部, 教授 (40158217)
水野 忠則  静岡大学, 情報学部, 教授 (80252162)
永野 和男  静岡大学, 情報学部, 教授 (60107224)
キーワード文理融合 / 情報教育 / カリキュラム / 教育実践 / 情報学部 / 教育体系
研究概要

本年度は,これまでの教育実施の評価によって得られた問題点を授業内容・方法の改善にフィードバックして,新たに試行・再評価を行ない,次の諸点について研究調査・実施・評価を進めていった.
1. 文系・工学系融合型情報学部における情報学の入門的講義内容の設計.
2. 情報モラルに関する教育内容および教育方法の設計.
3. 人文社会科学を学ぶ学生のためのコンピュータリテラシー教育の内容の検討.すなわち,データベース検索,文献検索,自然言語処理,レポート作成,情報マネージメント,コミュニケーション・ツールとしてのネットワーク利用等に関して,何をどの程度まで深く教えるかの検討.
4. 文系学生に対するコンピュータ導入教育とプログラミング教育の内容および実施方法に関する検討,ならびに文系の学生にも興味を持たせ、また、脱落を防ぐような教材及び教授法の開発.
5. 文系学生と工学系学生が融合し互いに教え合うような体制を推進する方策の検討,および工学系大学院生によるティーチング・アシスタントの活用方法の研究.
6. コンピュータとネットワークを活用する実践的語学教育方法および教材の開発.
7. 人間とコンピュータとのインターフェース(ヒューマン・インターフェース)に関する教育の設計.
8. 従来のメディア(紙,鉛筆,黒板)による演習とコンピュータ利用の演習との併用,補完的利用の仕方に関する研究.
9. マルチメディアを活用した情報創出・自己表現技術のトレーニングに関する教育方法の設計.
以上の課題にたいし,限られたメンバーによる研究・討論のほか,学部全体で討論会を開催した.テーマ及び内容は次の通り.
・平成12年度情報学部カリキュラム改正について.主に「学部共通科目」,「計算機入門科目」,「プログラミング入門科目」について,これまでの経験をもとに,新しいカリキュラムの改正について議論した.

  • 研究成果

    (16件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (16件)

  • [文献書誌] 阿部圭一: "情報社会学構築に向けての試論" 日本社会情報学会研究会. (1998)

  • [文献書誌] 阿部圭一: "情報の構造化のしかたについての一考察-線形構造と階層構造-" 第3回日本社会情報学会大会発表要旨集. 20-21 (1998)

  • [文献書誌] 阿部圭一: "人に受け入れられやすい情報技術を目指して" 情報処理. 39・11. 1142-1143 (1998)

  • [文献書誌] 永野和男: "情報に関する基礎的内容をイメージ化するためのアニメ教材の開発" 日本教育工学会研究報告集. 98・3. (1998)

  • [文献書誌] 永野和男: "情報に関する基礎的内容をイメージ化するためのアニメ教材の開発(2)" 日本教育工学会第14回全国大会. (1998)

  • [文献書誌] 永野和男: "インターネットによるカリキュラム運用を前提とした随時開始型学習支援システムの開発(1)" 日本教育工学会第14回全国大会. (1998)

  • [文献書誌] 八重樫純樹: "縄文土偶を例とした資料情報化研究" Academia学術新報誌. 174. 41-49 (1998)

  • [文献書誌] 山田文康: "Excelを用いた文系学生のための統計入門コース" メディア教育支援システムの研究開発研究会. (1998)

  • [文献書誌] 山田文康: "入試制度の評価 - 静岡大学情報学部について -" 日本行動計量学会第26回大会発表論文集. 323-324 (1998)

  • [文献書誌] 漁田武雄: "授業場面と自宅学習場面との間で生じる文脈依存記憶" 日本教育心理学会第40回総会発表論文集. 302 (1998)

  • [文献書誌] 酒井三四郎・水野忠則: "WWWとメールを使った遠隔教育とインターネット活用" 電子情報通信学会教育工学研究会報告. 98・496. 145-150 (1998)

  • [文献書誌] 酒井三四郎・水野忠則: "インターネット交信とWWWを使った技術者教育" マルチメディア,分散,協調とモーバイル(DICOMO'98)シンポジウム論文集. 98・8. 383-390 (1998)

  • [文献書誌] Yukihiro Itoh・Tatsuhiro Konishi: "On Experimental Evaluation of an Educational System that Supports Teachers of Novice Programming" International Conference on Computers in Education. 234-238 (1998)

  • [文献書誌] 近藤 真: "A Minimalist Approach toward Wh-Movement : Move,Attract and Locality Constraints" 第30回白馬夏季言語学会シンポジウム3. (1998)

  • [文献書誌] 小西達裕・伊東幸宏: "問題領域上でのプログラム動作解析を用いたプログラミング学習支援システム" 人工知能学会研究会資料. 9802・3. (1998)

  • [文献書誌] Tatsuhiro Konishi・Yukihiro Itoh: "On Constructing an Educational System that Analyzes Buggy Programs and Makes Domain Oriented Explanations" International Conference on Computers in Education. 432-440 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi