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1998 年度 実績報告書

産地試験設定を伴うミズナラのフェノロジーの地理的変異に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 08556024
研究機関九州大学

研究代表者

今田 盛生  九州大学, 農学部, 教授 (60038338)

研究分担者 門松 昌彦  北海道大学, 農学部, 助手 (60158847)
安藤 信  京都大学, 農学部, 助教授 (00133132)
藤本 征司  静岡大学, 農学部, 助教授 (00113621)
内田 煌二  筑波大学, 農林学系, 助教授 (10015670)
塚原 初男  山形大学, 農学部, 教授 (30007083)
キーワードミズナラ / コナラ / フェノロジー / リタートラップ / 気温 / 産地試験 / 実生の成長 / 葉色測定
研究概要

本年度(平成10年度)は,9大学11演習林において,これまでの(平成8・9年度)継続調査として,各演習林で選抜した母樹についてのフェノロジー観察を行った.また,各演習林で収集・配布されたミズナラ,コナラおよびクヌギの種子を用い,11全演習林において産地試験地造成を完了した.さらに,産地試験地に育成した産地・母樹毎の実生苗について,フェノロジー観察を継続し行った.具体的な内容は下記の通りである.
1. 母樹フェノロジーの観察:開葉,開花,着葉,着花,着果について,目視による測定と写真撮影による記録を行うとともに,樹冠下に設置しているリター・トラップに捕捉された落葉,落花,落果の数・量等を計測した.また,環境要因として気温測定も継続して行った.
2. 産地試験地の造成:北大(雨竜・和歌山),山形大,筑波大,東大(北海道・秩父),東京農工大,静岡大,京大(上賀茂),鳥取大,九大(福岡)の11演習林において,ミズナラ,コナラ,クヌギの種子を用い,産地試験地の造成を完了した.
3. 産地試験地実生苗のフェノロジー観察:産地試験地に育成した苗木について,個体毎の発芽,着葉量等について計測し,さらに葉色の変化を葉緑素計(ミノルタSPAD-502)を用いて定量的に計測した.また,環境要因として気温測定も継続して行った.
以上の平成8〜10年度における計測結果を集計し,母樹については計測地点間におけるフェノロジカルな特性を,また,産地試験については産地間におけるフェノロジカルな特性を比較,検討し,成果報告書として取りまとめを行った.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 木佐貫博光: "東京大学北海道演習林における樹木のフェノロジー長期観察" 森林地域における地球環境モニタリング. 4. 1-7 (1997)

  • [文献書誌] 藤本征司: "静岡大学上阿多古演習林におけるフェノロジー調査" 森林地域における地球環境モニタリング. 4. 9-17 (1997)

  • [文献書誌] 戸田浩人他: "東京農工大学演習林の樹木フェノロジー" 森林環境資源科学. 36. 67-78 (1998)

  • [文献書誌] 野田真人・市川一: "樹木フェノロジー写真の数値化" 森林地域における地球環境モニタリング. 5. 1-8 (1998)

  • [文献書誌] 蒲谷肇・澤田晴雄・大畑茂: "ミズナラとコナラの産地別苗のフェノロジー(I)" 日林関東支論集. 50th(印刷中). (1999)

  • [文献書誌] 澤田晴雄・蒲谷肇・大村和成・千嶋武: "東京大学秩父演習林内ミズナラ6個体のフェノロジー" 日林関東支論集. 50th(印刷中). (1999)

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公開日: 1999-12-13   更新日: 2016-04-21  

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