研究課題/領域番号 |
08558053
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
後藤 誠一 大阪大学, 工学部, 教授 (90029140)
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研究分担者 |
吉村 智 大阪大学, 工学部, 助手 (40294029)
大久保 衛 大阪大学, 工学部, 助手 (50243168)
杉本 敏司 大阪大学, 工学部, 助教授 (70187665)
大井 正一 大阪大学, 工学部, 助教授 (50029154)
岡田 成文 大阪大学, 工学部, 教授 (40135661)
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キーワード | 磁場反転配位プラズマ / 粒子ビーム入射 / 磁気圧縮プラズマ / プラズマ移送 / 周辺プラズマ |
研究概要 |
目的:磁場反転配位(FRC)プラズマの定常維持法の確立を目指し、中性粒子ビーム入射や磁気圧縮等の実験手法を開発する。 実績:3年計画の2年次として以下の成果を得た。 1,FRCプラズマ特性の解明 スクレープオフプラズマ及びミラースロートプラズマを、各種プローブや分光計測により測定し、コアプラズマの閉じ込め特性と比較検討した。その結果、粒子閉じ込め時間は0.2〜0.3msを得た。また、従来FRC研究で欠落していた電子温度の挙動を解明する手段として、ヘリウム・水素混成ビーム減衰法による温度計測法を開発した。 2,FRCプラズマのエネルギー・平衡制御 エネルギー注入法として、大容量中性粒子ビーム入射法と磁気圧縮あるいは磁気パルス印加法の開発を行っている。前者では、すでに200kwのイオン源を開発した。磁気パルス印加は、立ち上り3μsの磁気パルスコイルを付設し、予備的な実験により、プラズマに不安定を生じないことを見出している。磁気圧縮では、約10%の軸方向長の圧縮に成功している。 なお、以上の成果は、本年のプラズマ物理国際会議等で6件分発表する予定である。
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