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1997 年度 実績報告書

アンジオテンシンIIレセプターの構造と細胞内情報伝達機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 08660112
研究機関鳥取大学

研究代表者

山野 好章  鳥取大学, 農学部, 助教授 (00182593)

研究分担者 森嶋 伊佐夫  鳥取大学, 農学部, 教授 (30032296)
キーワードアンジオテンシンII / レセプター / 部位特異的突然変異法 / 高血圧 / Gタンパク質 / セカンドメッセンジャー
研究概要

ラットアンジオテンシンIIレセプターを介した情報伝達機構 ラットアンジオテンシンIIレセプター(AT_<1A>)にはGqタンパク質が結合していることが報告されている.本研究ではAT_<1A>レセプターのカルボキシル末端領域、および第2細胞内ループ領域のアミノ酸残基に部位特異的突然変異を導入し、セカンドメッセンジャー系の変化を観察することによりレセプターに対するGqタンパク質の相互作用を明らかにした.カルボキシル末端領域についてはテ-ル領域の種々の欠失変異体(311,312,313,314,318番目のアミノ酸残基に終止コドンを導入しテ-ル領域を欠失させたAT_<1A>,del311-del318)およびアラニン置換変異体(312から314番目のアミノ酸残基をアラニンに置換したAT_<1A>,Y312A,F313A,L314A)を作製した.また、第2細胞内ループ領域についてはアラニン置換変異体(D125A,R126A,Y127A)を作製し、これらの変異体についてシグナル伝達系の変化をGTP効果およびIP_3産成量により評価した.カルボキシル末端テ-ル領域変異体については、del314ではGTP効果およびIP_3産成ともに消失した.一方、del318は野生型と同様であった.Y312A,F313A,L314AについてはいずれもGTP効果およびIP_3産成ともに消失した.この結果はカルボキシル末端テ-ル領域のY312,F313,L314の3残基がGqタンパク質との相互作用に関わっていることを示している.また第2細胞内ループ領域のアラニン置換変異体(D125A,R126A,Y127A)について検討したところ、R126A変異体でのみGTP効果が消失した.以上の結果から、AT_<1A>レセプターに対するGqタンパク質の相互作用にはカルボキシル末端領域、および第2細胞内ループ領域の数個のアミノ酸残基が関わっていることが明らかになった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] T.Furuta, H.Yoshii,et al.: "Oxidation stability of powdery tridocosahexaenoin included in cyclodextrin and its application to fish meal paste." Bioscience Biotechnology Biochemistry. vol.6,No.8. 76-78 (1997)

  • [文献書誌] T.Furuta, H.Yoshii,et al.: "Infixion of Hydrophobic Flavouring in Powders,by Spray-Drying of Emulsions and Molecular Encapsulation" Engineering and Food. G85-G87 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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