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1996 年度 実績報告書

中山間地域における滞在型レクリエーションのニーズと振興策

研究課題

研究課題/領域番号 08876044
研究機関岩手大学

研究代表者

広田 純一  岩手大学, 農学部, 助教授 (00173287)

研究分担者 八巻 一成  農林水産省森林総合研究所, 北海道支所, 研究員
藤崎 浩幸  岩手大学, 農学部, 講師 (30209035)
土屋 俊幸  岩手大学, 農学部, 助教授 (50271846)
キーワード中山間 / 滞在型レクリーション / グリーンツーリズム / エコミュージアム / 活性化 / むらおこし / 観光
研究概要

本研究の目的は、都市住民の新しい観光レクリエーションのニーズに応えるとともに、中山間地域の活性化を図るために、中山間地域の自然・歴史・文化をトータルに演出して観光資源として活用する方策を検討することである。本年度は、第一に、既存の文献・統計の収集、および既存の観光レクリエーション地(岩手県安比高原)の滞在客へのアンケート調査を通じて、滞在型レクリエーションの需要の質と量を検討した。その結果、大都市の3時間圏内を除くと、中山間地域への訪問は、季節的には5月の連休、7、8月の夏休み、9、10月の連休、および正月休みに集中し、滞在日数もせいぜい2泊3日まであること、自然観察、森の散策、川での釣りや水遊び、ホタル狩り、星空観察、牧場体験などへの関心が高いにもかかわらず、地元の受け入れ体制が不十分なため、実際の体験は予め組まれたプログラムに参加する場合など、少数に限られることがわかった。第二に、文献と現地調査によって先進事例の取り組みを分析した結果、自然や歴史・文化の見せ方、景観の維持、行政と地元住民の連携体制などに独自の工夫があること、また、具体的な事業に取りかかる前に、開発の理念や方法について関係者の共通認識を十分に深めておくことが重要なことが明らかになった。その反面、施設の維持管理やソフト事業の継続に課題があることもわかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 伊藤秀紀、広田純一: "岩手県東和町における農村と都市との多面的交流" 農林土木学会誌. 64巻8号. 25-30 (1996)

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公開日: 1999-03-08   更新日: 2016-04-21  

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