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1997 年度 実績報告書

日・欧・米における海岸侵食制御工法の相互評価に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09041125
研究機関京都大学

研究代表者

山下 隆男  京都大学, 防災研究所, 助教授 (30111983)

研究分担者 LARSEN Magnu  ルンド大学, 工学部, 助教授
BASCO David  オールドドミニオン大学, 工学部, 教授
土屋 義人  名城大学, 都市情報学部, 教授 (90025883)
キーワード海岸侵食 / 安定海浜工法 / 養浜 / ソフトビ-チ / 海浜変形予測
研究概要

世界各国で注目されている海岸侵食制御工法は、護岸や離岸堤等のハード工法ではなく,欧州ではソフトビ-チ,米国では養浜工であり,わが国では養浜工によりソフトビ-チ群を形成しようとする安定海浜工法である。これらの工法からわかるように,養浜や海浜の安定化を指向したソフトな工法が主流となっている。これは,自然海岸の持つ浄化作用,消波機能を活用しようとする方法でであるが,自然海浜の特性を維持しながら,海浜を保全し続けるためには,海浜の変形特性を知らねければならない。すなわち,長期的な海浜の予変形が予測できなければならない。そのために,長期海浜変形を予測する方法が世界中で開発されようとしている。わが国におけるソフトビ-チによる海岸侵食の必要性,可能性を明確にするためには,日米欧の海岸侵食対策の相互評価を行う必要がある。
本研究では,
1.長期海浜変形予測法として,欧州で開発された長期海浜変形予測モデルの検証のために,京都大学防災研究所大潟波浪観測所で得られた1973年からの海浜の断面形状の観測データ整備した。
2.海岸侵食制御工法の調査として,わが国における安定海浜工法の適用例とモニタリング方法を調査した。また,米国および欧州における養浜工の歴史,現状を総括し,適用例とモニタリング方法を調査した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 山下 隆男, 土屋 義人, D.R.Basco, M.Larson: "日,米,欧の海岸保全の相互評価(1)-侵食要因と対策-" 土木学会海岸工学論文集. 44巻. 691-695 (1997)

  • [文献書誌] 山下 隆男、土屋 義人, D.R.Basco, M.Larson: "日米欧の海岸保全の海岸保全の比較について" 京都大学防災研究所年報. 発表予定).

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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