研究課題/領域番号 |
09238104
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
村井 真二 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00029050)
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研究分担者 |
中村 栄一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (00134809)
吉田 潤一 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30127170)
安田 源 広島大学, 工学部, 教授 (00028200)
山本 明夫 早稲田大学, 理工学研究科, 教授 (30016711)
櫻井 英樹 東京理科大学, 理工学部, 教授 (70025873)
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キーワード | 有機合成 / 新化学現像 / 新反応 / 共有結合 / 単一金属 / 反応メディア / 新理論 / 触媒 |
研究概要 |
本研究の目標は、炭素共有結合の形成のための新方法論新分野の開拓であった。すなわち21世紀の背骨となるべき新化学現象、新反応発見を目的としてきた。主要課題として、1)単一金属系新反応、2)多元素系新反応、3)新有機反応メディア、4)新反応系の合理的設計、をとりあげた。特に、金属錯体、触媒反応、高分子、結晶、溶媒和、生体高分子、超分子の研究領域に注目した。それにより、新現象を発見し、その成果を将来の物質供給に役立つ新合成反応へと発展させることができた。さらに同時に化学における新概念、新理論の形成という大きな波及効果をもたらすことができた。 本年度はこれらの研究の成果を公開シンポジウム開催及び出版事業を通じて公表し、今後の研究の発展に役立てることを目的とした。その結果、平成9年度から11年度にわたる成果を公開シンポジウム(6月30日(東京))において、代表的な班員が研究成果について発表をおこなった。さらに、全班員による3年間の成果を特定領域研究最終成果報告書として印刷し、関連研究者に配布して今後の化学研究の発展に役立つことができた。本研究は、計画どおり順調に進展したものと言える。
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