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1998 年度 実績報告書

社会的公正感の研究 (公正判断の意識構造の解明)

研究課題

研究課題/領域番号 09410050
研究機関中央大学

研究代表者

宮野 勝  中央大学, 文学部, 教授 (30166186)

研究分担者 冨山 慶典  群馬大学, 社会情報学部, 助教授 (50207627)
斎藤 友里子  奈良女子大学, 文学部, 助教授 (80278879)
木村 邦博  東北大学, 文学部, 助教授 (80202042)
織田 輝哉  慶應義塾大学, 文学部, 助教授 (20276421)
山岸 俊男  北海道大学, 文学部, 教授 (80158089)
キーワード社会的公正 / 分配公正 / 公正感
研究概要

昨年度に実施した全国質問紙調査の数値データの入力・データクリーニングを夏までに一応完了させ、データ分析を進められるようにした。これを踏まえ、単純集計と基本属性によるクロス分析を中心に、グラフを多用してA4で6頁ほどの【簡単な結果】を作成・印刷し、調査のアフターケアとして、1100を越す全回答者に郵送した。
この全国質問紙調査の数値データの分析を開始し、研究会を開いて簡単な分析を報告しあい、分析テーマの調整・分担を試みた。全体的には、公正感の基本的な心理機構のヒューリスティクスを研究し、公正感の日本的特質、ならびに、時代的特性・時系列的変化を研究しようとしている。より具体的には、1)「収入・資産」の「分布」の不平等、2)「学歴と就職」、特に「能力・努力」、3)価値理念全体の中での公正の位置、4)性別・エスニシティなどの生得的原因に根差す不公正とその解決の方向、5)種々の政治的・経済的公正をめぐる人々の意識などを研究しつつある。
また、自由回答項目についても文字データの入力を完成させ、デジタル化した。デジタル化が予想より遅れたためもあり、分析は今後の課題である。この他、心理学的実験、ヴィネット調査、シミュレーション研究などを、小さな規模でリンクさせて質問紙調査の不足を補う可能性について、検討をはじめている。
来年度は、早々に英文での草稿を書き、夏に合評研究会を開き、冬までに英文の報告書にまとめ、研究を世界に発信することを目指している。

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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