研究分担者 |
紅林 伸幸 滋賀大学, 教育学部, 講師 (40262068)
酒井 朗 お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (90211929)
油布 佐和子 福岡教育大学, 教育学部, 助教授 (80183987)
名越 清家 福井大学, 教育学部, 助教授 (20030041)
WONG SukーYin 国際基督教大学, 教養学部, 助教授 (80231174)
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研究概要 |
本研究は、社会の変化と教育の<再構造化>が進むなかで、教師の役割や教育活動の形態がどのように変化しているか、その変化のなかで教職の専門性がどのように問い直されているかといった問題について、比較文化社会学的視点および組織論的・制度論的視点から考察しようとするものである。本研究は3年間の継続研究であり、平成9年度はその初年度として、主に次の四つの作業・活動を行なった。 (1)平成10年度に世界7カ国(イギリス、アメリカ、ノルウェー、スイス、香港等)で教師を対象に実施する予定の質問紙調査(英文)の原案作成の作業を行なった。 (2)本研究グループが日本国内で3年前に行なったフィールドワーク及び質問紙調査のフォローアップ調査として、全国8地域の教育環境調査(現地での情報資料の収集と教育関係者へのヒアリング)を実施した。 (3)研究グループのメンバーによる研究打ち合せとは別に、現場教師等の参加を得て[PACT(Professional Actions and Cultures of Teaching)教師文化研究会」(仮称)を発足させ、4回の例会を行ない、変動社会における学校と教師役割の諸問題について検討し、その成果の一部を「PACT通信」として印刷公表する(3月未発行)。 (4)教育の再構造化/教師文化に関する国際会議において、以下の研究発表を行なった。 H.Fujita & S.K.Wong, "Teacher Professionalism and the Culture of Teaching in Japan" at University of Pennsylvania (USA),September 7-15,1997 H.Fujita, "Post-Modern Restructuring of the Knowledge Base in Japanese Mass Education" at Chinese Uniersity of Hong Kong,February 12-14,1998
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