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1999 年度 実績報告書

高空間分解三次元分光にもとづく銀河活動の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09440091
研究機関京都大学

研究代表者

大谷 浩  京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80000850)

研究分担者 石垣 剛  北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40312384)
菅井 肇  京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50291422)
キーワード三次元分光 / 活動銀河 / セイファート銀河 / イメージングファブリペロー干渉計 / マイクロレンズアレイ / チャージシャフリング
研究概要

(1)岡山天体物理観測所における観測
昨年に引き続き、岡山天体物理観測所で京都三次元分光器によるセイファート銀河およびライナー銀河の観測を実施した。
(2)セイファート銀河の中性ガス分布の研究
すばる望遠鏡で撮影された、NGC4151のVおよびIバンド像からV-1カラー像を作成した。この像には、銀河中心部分のバルジを背景にして楕円リングに沿って分布する2本のダークレーンが明瞭にみられ、その構造は細かいフィラメントと多数のノットからなっていることが分かった。また、中心角近傍にもノット状およびディフーズに分布しているダスト雲が見つかった。このガスの分布は、中心角を頂点としてNE-SW方向に延びる双極円錐状の電離ガス領域と完全に背反的である。ノットの形状から、銀河円盤部内で円運動をしている電離ガスと起源は同じであると考えられる。
(3)CCD Charge Shufflingのイメージングファブリペローへの導入
CCD上で電荷像を、ファプリペローエタロンの透過波長のスイッチに同期させてShufflingし、背景の雑音を低減する方法について、オーストラリアの研究者と議論し、また、実験を行った。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Ishigaki et al.: "Tridimensional Spectrophotometric Study of the Extended Emission-Line Regions of the Infrared-Luminous Merger Markarian 266^*"Publication of Astronomical Soc. Japan. 52・2. 185-207 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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