研究課題/領域番号 |
09440091
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大谷 浩 京都大学, 大学院・理学研究科, 教授 (80000850)
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研究分担者 |
石垣 剛 北海道大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40312384)
菅井 肇 京都大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50291422)
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キーワード | 三次分光 / 活動銀河 / 大光度赤外線銀河 / 星形成 / ライナー |
研究概要 |
次の天体観測を実施した。 (1)大光度赤外線銀河の観測 銀河衝突は星形成活動を誘発するものと考えるれているが、そのメカニズムはまだ明らかでない。最近、銀河衝突によってガスが銀河中心部に集中することによて、星形成を引き起こすという仮説が提唱されているので、星形成活動がもっとも大規模に行われている大光度赤外線銀河の観測から、この仮説を観測的に検証を試みた。岡山天体物理観測所の188cm望遠鏡に京都3次元分光器第1号機を用いて、星形成領域の広がりを測定した。得られた約10個の天体の観測結果からは、上の仮説が支持される。 (2)LINER銀河の観測 昨年に引き続き、LINER銀河の輝線単色撮像サーベイ観測を行い、プロジェクトを終了した。現在データを解析中である。 (3)京都3次元分光器第2号機による観測 国立天文台の1.5m赤外望遠鏡に3次元分光器二号機を用いて星形成領域の観測を行った。その結果、この分光器、すばる望遠鏡に用いて銀河活動の観測に高い性能を発揮できることが分かった。
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