研究課題
今までの我々の銀河中心領域の観測は、広域観測を行うことに重点をおいていたため、空間分解能が不足していた。しかし、銀河中心の謎に迫るためには、高空間分解能観測を欠かすことができない。そこで我々は、高空間分解能観測を実現すべく、大口径望遠鏡をすでに開発していたインドのTata Institute of Fundamental Research (TIFR)のグループとの協力を進めた。具体的には、我々の今まで使用してきた分光器をそのままTIFRの1m望遠鏡に搭載し、高空間分解能の遠赤外線分光観測を行う計画を進めてきた。そして、平成11年度に最初の観測に成功し、データ解析を進めた。同時に、今までの観測の結果を解釈するための理論計算を進め、結果を発表した。
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