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1999 年度 実績報告書

帯電・放電現象を用いた発光X線分光分析

研究課題

研究課題/領域番号 09450309
研究機関京都大学

研究代表者

河合 潤  京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (60191996)

研究分担者 林 好一  京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (20283632)
田辺 晃生  京都大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90026237)
朝木 善次郎  三菱マテリアル, 顧問
キーワード工業分析 / 新現象 / X線分析 / 元素分析
研究概要

平成9年度は,帯電によるX線発生のための条件を明らかにすることを目的とし,真空度,試料電圧,試料物質,試料厚さ,初期電子の有無,等についての研究を行った.平成10年度は,新しい検出器と小型の真空チャンバーによって,装置を小型化し,携帯X線源を実現した.平成11年度は,平成10年度に製作した小型のX線源を改良し,材料分析への応用を目的とした.改良点は,(1)電圧を高くし,重金属の分析を可能とすること,(2)帯電を安定にし,強力なX線を定常的に発生させるようにすること,(3)X線窓を薄くし効率的にX線を取り出せるようにすること,を目指して研究を行なった.しかしながら,現在に至るも,安定で強力なX線を得られる段階に到達していない.気まぐれなX線発生は生じるが,実用分析に十分なX線を得ることができていない.このような不安定なX線しか発生できない原因は種々考えられるが,今後,原因を追求して行くと,新しい物理現象の発見につながる可能性が大きいと考えられる.今後も継続して,帯電によるX線発生の研究に取り組んで行く必要があることがわかった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 河合潤: "第11章X線分析 「はかってなんぼ-分析化学入門-」"丸善. 10 (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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