研究課題
本年度の研究実施成果本研究は各地の神像ならびに垂迹像・習合像の所在確認調査や個々の研究者によって紹介されている重要作品に加え、新資料の発見につとめ、これを(1)成立期の習合神系、(2)八幡神系、山王神系、春日神系、熊野神系、(3)その他の各地の諸神に分類し、これらの資料分析を通じて神々の系類にもとづく神像の体系的総合研究をすすめるものである。上記の研究目的にもとづく第二年目として、本年度は山王神系・熊野神系の作品・史料を中心に網羅的把握と個々の基礎データ作成のための以下の重要作品の調査研究を行った。◎調査実績1. 山王系神の重要作例(1) 滋賀・椿神社蔵 本地堂神像群(2) 磁賀・叡山文庫蔵本『神体造口決』ほか2. 熊野系神の重要作例(3) 滋賀・西教寺蔵「熊野本地曼茶羅図」(4) 磁賀・錦織寺蔵「熊野垂迹曼茶羅図」(5) 滋賀・熊野社蔵 本地堂神像群3.その他の重要作例(6)神奈川・龍華寺蔵「熱田本地縫仏」(7)滋賀・金勝寺蔵 僧形神像・女神像(8)アメリカ・クリープランド美術館・八幡神系神像(9)アメリカ・パークファンデーショウ・八帽神系神像(10)アメリカ・シカゴ美術館・八幡神系神像
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