• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

中世高野山領における儀礼・祭礼と民衆統合に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 09610330
研究機関東京学芸大学

研究代表者

木村 茂光  東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90134759)

研究分担者 吉井 敏幸  元興寺文化財研究所, 主任研究委員 (40150148)
山陰 加春夫  高野山大学, 文学部, 教授 (30158076)
薗部 寿樹  山形県立米沢女子短期大学, 助教授 (10202144)
海津 一郎  和歌山大学, 教育学部, 助教授 (20221864)
キーワード儀礼 / 祭礼 / 民衆統合 / 荘園 / 高野山 / 村落
研究概要

今年度は、予算が70万円しかないこともあって、調査・研究会は1回だけ集中的に行うことにし、それ以外は、史料の収集と編集に時間と経費を用いた。
調査・研究は、天野地区内の垣内集落の古文書採集と垣内神および祭礼について行うこととし、事前に木村と楠木が現地へ赴いて綿密な打ち合わせを行った(12月下旬)。その打ち合わせをもとに、和歌山大学海津ゼミの学生諸君にも協力を仰いで、ほぼ悉皆といえるほどの調査を行うことができた。経費の内で「謝金」が予算オーバーしているのはそのためである。詳細は次年度の報告書にまとめるが、合計七垣内で古文書調査を行うことができ、約400点ほどの史料の写真撮影と垣内の祭礼について聞き取りをすることができた。消耗品費はほとんどこの調査に関するフィルム代、および現像費用であるこの調査にあたっては、前回もお世話になった地元の谷口正信氏、および調査の会場を提供していただいた土地改良区事務所に多大なご協力をいただいた。「その他」の費用はそのお礼のためのものである。
前年度に引き続いて、『高野山文書』所収の天野地区関係文書の収集とそのコピーに時間を掛けた。楠木氏の謝金の大部分はその仕事のための費用である。楠木氏の努力により、約600点におよぶ関係文書の確認とコピーの作業をほぼ終了することができた。調査の際撮影した古文書と合わせて、来年度の総括に向けての段取りが出来上がったといえる。
なお、国立歴史民俗博物館教授井原今朝男氏には、分担者になっていただく予定であったが、予算の都合上、前年と同じく研究協力者としてご参加いただいた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 海津一郎: "中世〓田荘研究の現状と争点" 和歌山地方史研究. 33号. 2-13 (1997)

  • [文献書誌] 木村 茂光: "紀伊國〓田荘の沖積地開発と石積み遺構" 和歌山地方史研究. 33号. 14-24 (1997)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi