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1998 年度 実績報告書

中国・インドにおける企業改革と中間管理者層の職務意識に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 09630036
研究機関一橋大学

研究代表者

清川 雪彦  一橋大学, 経済研究所, 教授 (60017663)

キーワード職務意識 / 企業改革 / 中間管理者 / 中国 / インド / 比較研究 / コミットメント / 統計的多変量解析
研究概要

1) これまで10年以上をかけて、中国やインドにおける企業での職務意識調査を行ってきたが、それらと対比する意味で、日本の企業における職務意識調査を、本年度は行った。具体的には、安川電機・高田工業所・ペガサスミシンの3社で100余名を対象としたが、意識には世代間によって大きな差異があることが判明した。
現在、より詳しい統計分析にむけて、データを整理中であるが、これらの分析によりいわゆる「日本的経営」が、意識面においてどの程度浸透しているかが、明らかになるものと思われる。それらはまた、すでに調査済みである中国やインドの合弁企業における職務意識と、どの程度差異があるのかを解明するのにも役立つ。したがっていわゆる「日本的経営」の普遍性に関する試論にも、新たな光を投げかけられうるであろう。
2) 本年度はまた、すでに調査の完了している中国・武漢市の機械工場における職務意識調査の結果を分析した。それらは2つの形でまとめられている。1つは、ホワイトカラーの意識の性格付けを中心に、天津市の場合との比較などをも含め、一橋大学・経済研究所のディスカッションペーパー(A-369)にまとめられている。
もう1つは、、より広く中国経済全般にみられる人々の意識の変化に関する先行研究をサーベイし、我々の武漢・天津での調査との異同を調べたものである。そこでは一般に人々の意識がどのように浸透し、また経済改革との関連で、どうあらねばならないかが論じられている。これは6月日本評論社より刊行される『大国への試練』に収録される予定である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 清川雪彦 ほか: "市場経済化と経済意識の変化" 『大国への試練』(南・牧野編,日本評論社)に収録. (1999)

  • [文献書誌] 清川雪彦 ほか: "労働条件は職務意識を決定する主要因か?" 一橋大・経研・ディスカッション・ペーパー. A-369. (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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