研究課題/領域番号 |
09640098
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
森 博 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (00042185)
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研究分担者 |
岩崎 浩 上越教育大学, 学校教育学部, 助手 (80251867)
布川 和彦 上越教育大学, 学校教育学部, 講師 (60242468)
中川 仁 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (30183883)
熊谷 光一 上越教育大学, 学校教育学部, 助教授 (80225218)
田中 博 上越教育大学, 学校教育学部, 教授 (10033846)
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キーワード | uometsic umumestion / anti-de Sitter Space-time / fumdamcntal thsoren for hybosinfres |
研究概要 |
空間形内の部分多様体について、その特徴付けと記述は微分幾何学において基本的な問題である。しかし、現在の数学ではこの問題に完全な解答を与えることはできない。このため歴史的には、部分多様体に種々な条件を付けることによって、上記の問題をその枠組みの中で解決してきている。このような条件としては、「親空間との余次元が1であり且つ、断面曲率が同じである」という条件である。 考察している多様体がリーマン多様体である場合、断面曲率が零であるときは、1959年にHartmanとNirenbergにより、断面曲率が正であるときは、1963年にO'NeillとStielにより解決された。断面曲率が負であるときは、部分的な記述は20数年前から報告されていた。つい最近Abe教授と報告者は、部分多様体の基本定理を使用して、n次元ロバチェフスキー空間からn+1次元ロバチェフスキー空間への等長的はめ込みの記述を完全に決定することができた。 考察している多様体が擬リーマン多様体(pseudo-Riemannian manifolds)である場合、断面曲率が零のときは、1979年にGravesにより、断面曲率が正のときは、1996年にAbeにより解決された。断面曲率が負のときは、即ち、部分多様体の基本定理を使用して、n次元anti-de Sitter space-timeからn+1次元anti-de Sitter Space-timeへの等長的はめ込みの記述を、完全に決定することができた。
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