• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

選好意識パネルデータを用いたダイナミックモデルの開発

研究課題

研究課題/領域番号 09650588
研究機関広島大学

研究代表者

杉惠 頼寧  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (70034410)

研究分担者 岡村 敏之  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助手 (90314781)
藤原 章正  広島大学, 大学院・国際協力研究科, 助教授 (50181409)
キーワード選好意識 / パネルデータ / ダイナミックモデル / 時系列モデル / 交通需要マネジメント
研究概要

本研究の目的は,交通行動のダイナミック分析手法を交通機関の選好意識(以下SPと略す)の分析に適用し,その時間的な変化の構造を明らかにすることである.クロスセクションモデルを改良したダイナミックモデルを構築し,その有効性を明らかにする.さらに,時系列モデルを適用し,TDM施策が実施された後に通勤交通の時刻選択行動が安定するまでの時系列過程を予測するモデルを構築する.
本年は,時間分散型TDM施策であるフレックスタイム制度と時差出勤制度を導入した後の施策対象者および非施策対象者の行動変化について分析した.まず,1996年に広島市内で導入されたフレックスタイム制度に関して,導入後2回(1996,97年)のパネル調査データと導入後1年間の出勤管理データを用いて時系列分析を行い,行動の調整過程と安定過程が存在することを示した.次に,1999年に松江市で実施された時差出勤社会実験前後の観測交通量データを用いて,時差出勤の導入に対する交通渋滞の反応遅れについて分析した.この分析結果の一部は交通工学研究発表会の研究論文として公表した.
また,前年度までに行ったダイナミックモデル分析結果の一部は,1999年9月15〜17日に台湾で開催されたアジア交通学会で論文発表し,優秀発表賞を受賞した.

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Fujiwara and Sugie: "Prediction accuracy of dynamic SP models"World Transport Research. 3. 25-38 (1999)

  • [文献書誌] 藤原,杉惠,神田: "Paired Combinatorial Logit モデルの時刻選択行動分析への適用"交通工学研究発表会 論文集. 19. 117-120 (1999)

  • [文献書誌] 杉惠,藤原,周籐,久村: "世帯構成からみたフレックスタイム制度下の出社時刻選択"交通工学研究発表会 論文集. 19. 121-124 (1999)

  • [文献書誌] 塚井,藤原,杉惠,周籐: "フレックスタイム制度下における通勤時刻選択行動の分析"土木計画学研究・論文集. 16. 941-947 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi