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1997 年度 実績報告書

動物の糞中エストロンスルフェイト濃度による妊娠診断技術の創設

研究課題

研究課題/領域番号 09660340
研究種目

基盤研究(C)

研究機関鹿児島大学

研究代表者

上村 俊一  鹿児島大学, 農学部, 助教授 (90233949)

研究分担者 浜名 克己  鹿児島大学, 農学部, 教授 (30011977)
キーワード妊娠診断 / 糞中エストロンスルフェイト / EIA法 / ウマ
研究概要

エストロンスルフェートはウマの妊娠中期以降にみられる特徴的なエストロジェンで、妊娠のモニター等に用いられている。今回、生体に対し、非侵襲的な材料として糞サンプルを用い、放射性物質を使用しない酵素免疫学的測定法(EIA法)による糞中エストロンスルフェート濃度の測定を行った。
方法として、マイクロプレートに抗原を吸着させ、マウスモノクローナル抗体を第一抗体として、抗マウスIgG-HRPを第二抗体として、測定した。
その結果、抗原10μg/ml、第一抗体1/20,000、第二抗体1/1000で良好な標準曲線が得られ、測定感度は5pg/wellであった。非妊娠馬および妊娠初期4ヵ月頃までは、糞中エストロンスルフェートの濃度は50ng/g前後で、妊娠中期以降は100ng/gを超え、その後妊娠末期まで増加した。EIA法による糞中のエストロンスルフェート濃度の測定は、放牧馬などの妊娠のモニターに有用と思われる。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kamimura,S.et al.: "Determination of fetal sex by PCR using fetal fluid aspirated by transvaginal ultrasound-guided amniocentesis in cows." Theriogenology. 47. 1563-1569 (1997)

  • [文献書誌] 上村俊一、他: "超音波画像診断による黒毛和種の発情周期および妊娠初期における大・中・小型卵胞数の解析" J.Reprod.Dev.43. j1-j7 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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