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1997 年度 実績報告書

類天疱瘡抗原の機能阻止単クローン抗体を発現するトランスジェニックマウスの作製

研究課題

研究課題/領域番号 09670877
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都大学

研究代表者

田中 俊宏  京都大学, 医学研究科, 講師 (50188314)

研究分担者 戸田 憲一  京都大学, 医学研究科, 講師 (80159045)
キーワード水疱性類天疱瘡 / 単クローン抗体 / cDNA / 可変領域 / 塩基配列 / 人工免疫グロブリン / 類天疱瘡抗原 / 実験水疱
研究概要

我々の研究目標は、樹立した単クローン抗体生産株より、免疫グロブリン、特にV領域をコードするcDNAを単離し、更にそのcDNAをB細胞以外でも分泌型とするよう一部構造をおきかえ、最終的には類天疱瘡抗原を特異的に認識し、かつ類天疱瘡抗原の接着機能を特異的に機能阻止する抗体を発現するトランスジェニックマウスを作製することにある。平成9年度にあっては、クローニングと、機能確認を目的とした。この目的にそって、すでに得られている抗類天疱瘡抗原単クローン抗体生産株よりRNAを精製し、更にこのRNAを鋳型として、i)オリコd(t)をプライマーとして用いたcDNAライブラリー、ii)ラットV領域の5プライムと3プライムの比較的保存された領域を各々フォーワード、リバースプライマーとして用いたPCR反応ライブラリーを作製し、これらから特異的免疫グロブリンcDNAを単離した。この結果、両方のライブラリーからそれぞれ独立したクローンを得たので、可変領域特異的ライブラリーより得たクローンから解析に着手した。この結果、我々の作製した単クローン性免疫グロブリン可変領域の構造解析に関しては、塩基配列を決定することにより、その一次構造を明らかにすることに成功した。したがって、BP180にたいして、病因として働き得る抗体の特異性を、遺伝情報のレベルで明らかにできた。この結果、我々の作製した単クローン性免疫グロブリンは、一次構造のレベルで解析が可能となり、この情報を実験基盤として、次年度に予定されている、人工免疫グロブリンの作製と、その機能の検定、そしてトランスジェニックマウスの作製と研究を継続する。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Matsuyoshi Norihisa: "Identifuation of Novel Cadherins Expressed in Human Melanana Cells" J.Irveet. Derinatol. 109. 908-913 (1997)

  • [文献書誌] Ishikawa,Osamu: "The presence of anti-basement menbrane zone antibedies in the sera of patients with non-bulloes lupus enythematosus" Br.J.Demetol. 136. 222-226 (1997)

  • [文献書誌] Tanaka Hikaru: "A Novel Bullous Dermatosis with Auto antirodies against the Collapen Domain of type VII Collapen." Labo Invest. in press.

  • [文献書誌] Matsuyoshi Norihisa: "In vivo Evidonce of the critical Pole of Cadherine-5 in Murine Vascnlar Integrity" Proc.Assoc.Am.Phy. 109. 362-371 (1997)

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公開日: 1999-03-15   更新日: 2016-04-21  

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