• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

障害児教育分野における協力・連携関係(パートナーシップ)の形成に関する調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 10041049
研究機関国立特殊教育総合研究所

研究代表者

落合 俊郎  国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 室長 (00150053)

研究分担者 笹本 健  国立特殊教育総合研究所, 肢体不自由教育研究部, 部長 (40141999)
阪内 宏一  国立特殊教育総合研究所, 総合企画調整官 (30321590)
高 為重  国立特殊教育総合研究所, 所長 (00321589)
柘植 雅義  国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 主任研究官 (20271497)
干川 隆  国立特殊教育総合研究所, 知的障害教育研究部, 主任研究官 (90221564)
キーワード障害児教育 / 支援システム / パートナーシップ / リーダーシップ / CBR(Community Based Rehabilitation)
研究概要

本邦においても,障害者教育や障害児福祉の在り方で,地域に根ざしたありかたが重要視されている。また現在検討されているWHOの新しい定義でも,障害児がもつ内的要因(特徴や障害)と子どもをとりまく環境要因(物理的,社会的,精神的バリアー)があわさって,社会への参加状況が左右され,そのことが障害の程度をきめるという考え方になろうとしている。地域に根ざす,つまり地域に一市民として参加するために必要な支援システムの仕組みを明らかにしようとするのが,この研究の目的である。パートナーシップ形成のためには,保護者と専門家,専門家と専門家,組織と組織どうしのパートナーシップの構築が必須であり,文化的,行政的あるいは技術的な側面によって補弼される必要があることが明らかになった。このパートナーシップの形成は,いわゆる先進工業国だけではなく,途上国においても,そのリソースの少なさをパートナーシップでカバーしようとするCommunity Based Rehabilitation : CBRの考え方が出てきた。欧米諸国でも,アカウンタビリティーに応えるためにサービスの効率性をあげるためにパートナーシップを真剣に考えており,先進諸国,途上国を含めた全世界的な流れのなかで,パートナーシップ形成に注目していることは,本研究の目的が重要な意味をもっていることを示している。研究対象としては,アメリカ,カナダ,オーストラリア,ノルウェー,ニュージーランド,インドそれに韓国における制度,実践を研究し,パートナーシップ形成に考慮すべき様々なポイント,文化的な側面,制度的にどのように作られているか,運営されているか,パートナーシップ形成の精神を養うためには,どのような研修を行うのか,具体的な調査結果をもとに報告している。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 落合俊郎: "国際的な流れから見た障害児教育:盲・聾・養護学校の未来 「新学習指導要領」を読む"教員養成セミナー. 8月号別冊. 60-63 (1999)

  • [文献書誌] 落合俊郎: "ドイツの特殊教育の最近の動向について"養護学校の教育と展望,日本アビリティーズ. No113. 53-56 (1999)

  • [文献書誌] 落合俊郎: "韓国の特殊教育の歴史と最近の動向"養護学校の教育と展望,日本アビリティーズ. No114. 52-56 (1999)

  • [文献書誌] 落合俊郎: "障害者への支援"教育と医学,慶応義塾大学出版会. 12月号. 4-12 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi