研究課題/領域番号 |
10041132
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然災害科学
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研究機関 | 岩手県立大学 |
研究代表者 |
首藤 伸夫 岩手県立大学, 総合政策学部, 教授 (90055137)
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研究分担者 |
松富 英夫 秋田大学, 資源工学部, 助教授 (20134083)
河田 恵昭 京都大学, 防災研究所, 教授 (10027295)
今村 文彦 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40213243)
高橋 智幸 京都大学, 防災研究所, 助手 (40261599)
都司 嘉宣 東京大学, 地震研究所, 助教授 (30183479)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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キーワード | 地域災害 / 津波災害 / 地震断層 / 環太平洋 / 特異現象 |
研究概要 |
太平洋、地中海、その他の地域での津波発生と被害の特性をまとめ、さらに、各国(日本、米国、インドネシア、ギリシャ、トルコ、イタリア、メキシコ)の防災体制、災害文化、経済力などとの関連性を整理した。特に、地域性にあわせた災害復興のあり方を模索し、その現状と課題をまとめた。また、津波の災害とその後の防災対策の推移を表にまとめた。一方、津波数値計算は実用化され広く用いられているが、いくつかの問題点も指摘されている。これは発生問題と遡上問題であり、空間格子間隔や各計算手法による結果の依存性をまとめた。また、昨年発生した1998パプアニューギニア津波や1999年バヌアツ津波を対象に、断層以外による津波の数値計算の開発や太平洋での警報の精度を向上させるために、海洋での観測技術との融合の可能性を検討した。バヌアツ津波では、住民の津波に関する知識や意識がパプアニューギニアでの被災の後広まっており、地震が発生し、海面の異常が感知された後すぐに避難皇后が取られ、人的被害が軽減されたという報告があった。最後に、GISデータを利用した津波データベースのプロトタイプを作成し、この利用の可能性を検討した。
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