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1999 年度 研究成果報告書概要

電場を利用した相変化伝熱の能動的促進に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10044135
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 熱工学
研究機関日本大学 (1999)
東京農工大学 (1998)

研究代表者

棚澤 一郎  日本大学, 工学部, 教授 (30013105)

研究分担者 高野 清  東京大学, 生産技術研究所, 助手 (60302626)
西尾 茂文  東京大学, 生産技術研究所, 教授 (00111568)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
キーワード伝熱 / 熱伝達 / 伝熱促進 / 相変化 / 電場
研究概要

本研究は, 日本およびルーマニアそれぞれ3人ずつ合計6人の研究者グループによる国際共同研究であり, 研究課題名が示すとおり, 沸騰や凝縮のような相変化を伴う伝熱過程を, 電場の印加によって能動的に促進する技術を確立するための基礎研究を目的とするものである.
伝熱促進は, エネルギー有効利用技術における小温度差伝熱, あるいは電子機器の冷却技術, あるいは新素材製造における急速冷却などに関連してきわめて重要かつ緊急性の高い技術である. 高い伝熱速度を実現するには, 蒸発・沸騰・凝縮などのような気・液間の相変化を利用することが多いが, このような伝熱プロセスでの熱伝達率をもう一段高めたい場合に電場の効果(EHD効果)を利用するのはきわめて有力な方法であり, 工学上また工業上意義のある成果が期待できる.
本共同研究では, 日本およびルーマニアの研究者が2年間にわたりそれぞれの大学において分担課題についての研究を実施した. 共同研究としての実を上げるために, メール等による情報交換を頻繁に行ったほか, 平成10年度と11年度にそれぞれ1回ずつ, 東京およびティミショアラで両国の研究者による現地視察と報告・打ち合わせの会合を開いた.
日本側の研究者は, 主として電場による水平ローフィン付き管の凝縮熱伝達の促進に関する実験および理論解析を, またルーマニア側の研究者は電場の下での沸騰気泡の挙動に関する研究を行った. これらの研究成果の内容については, 成果報告書(冊子体)[別紙様式12]を参照されたい.

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 儲仁才: "電場による凝縮熱伝達の促進に関する研究"日本機械学会論文集(B編). 485・491. 485-491 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 儲仁才: "電場における落下液膜の不安定挙動"第35回日本伝熱シンポジウム論文集. II. 647-648 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] 儲仁才: "電場におけるフィン付管凝縮熱伝達の促進(ワイヤ電極の部分被覆の影響)"第36回日本伝熱シンポジウム論文集. I. 125-126 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [文献書誌] R. CHU: "ENHANCEMENT OF CONDENSATION HEAT TRANSFER USING AN ELECTRIC FIELD"TRANS.JSME, (SERIES B). 485-491. 485-491 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] R. CHU: "INSTABILITY OF FALLING LIQUID FILM CAUSED BY AN IMPOSED ELECTRIC FIELD"PROC.35TH JAPAN SYMPOSIUM ON HEAT TRANSFER. II. 647-648 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
  • [文献書誌] R. CHU: "ENHANCEMENT OF CONDENSATION HEAT TRANSFER ON A HORIZONTAL FINNED-TUBE USING AN ELECTRIC FIELD(EFFECT OF PARTIAL COATING ON WIRE ELECTRODE)"PROC.35TH JAPAN SYMPOSIUM ON HEAT TRANSFER. I. 125-126 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より

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公開日: 2001-10-23  

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