研究分担者 |
DUNLAP Willi ウィスコンシン大学, 教育学部, 教授
HOGGE James ヴァンダーヴィルト大学, ピーボディ教育学部, 教授
裴 漢極 大邱教育大學校, 教授
趙 光濬 ソウル教育大學校, 教授
成田 滋 兵庫教育大学, 学校教育研究センター, 教授 (10172587)
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研究概要 |
研究一年目にあたる本年度では,まず各国における教師教育の現状について調査するとともに,21世紀の教師がどのような資質を備えるべきかについて,国際的な比較検討を通じて模索することとした。とりわけ各国において,望ましい教員の資質をどのように捉えているかを調査することを念頭において研究する旨を協議した。 米国における調査では,実習校と大学の関係について研究協力者である附属小学校教諭と共にそのシステムについて視察した。また,大学における教員養成に際して情報教育の果たす役割と構成を調査した。さらに現在日本において関心の高いスクールカウンセラーについて,大学での養成と現場での任用についても示唆を得た。同時に,質問紙による調査を依頼した。 韓国・米国の研究者を招へいしての会議では,各国で行った「これからの教師に必要な資質能力に関する調査」について,その結果報告とその比較検討を行った。調査の結果は日米・米韓・韓日それぞれの間で類似・差異が見られ,さらなる調査検討を加える必要があると認識された。そこで今後の研究方針について,各国での調査方法や分析方法について協議した。 韓国における調査では,学部教員養成校における実習のあり方について研究協力者である附属中学校教諭と共に視察を行った。特に今後の質的調査における指針を得るものとして,大学ならびに教育現場の教員との交流を持ち,研究協議ならびに意見交換を行った。 次年度における調査研究は,日本においてなされた分析結果をもとに,さらに聴き取り調査等を含めた質的データを収集し,さらなる調査を遂行することとなった。
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