研究課題
基盤研究(A)
平成10年度は初年度として、今後の研究における基礎条件整備、また浜松市を中心に諸地域比較研究を進めるための前提的研究を推進させた。(1)マイクロリーダー、コンピュータ備品の整備の他、浜松市に関する文献・資料の収集、全国・東海4県・北海道についての統計データの整備、地理情報解析ソフトの整備などを行い、またこれらを用いた分析に着手した。また、(2)外部より講師を招き、研究者諸分野の交流を図るとともに地域社会研究の方法論についての研究会を数度実施した。(3)浜松市に対する比較研究を進めるため、豊橋市(三遠南信・国際自動車コンプレックス構想との関わり)、沼津市(自衛隊存在形態の比較)、成田市(国際空港開設による外因型開発地域の典型として)、東京都(東京300km圏としての浜松市との関係で)などの現在の動向についての調査を進めた。(4)浜松市については、地域社会「情報化」の動向研究の一環として、「生活の情報化」を探るべく、3000世帯を対象にアンケート調査を実施し、768ケースの回収を得て、分析を進め、その一部は社会情報学会などで報告した。
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