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1998 年度 実績報告書

本邦に残存する朝鮮渡来典籍の調査・研究と保存的利用法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10301016
研究機関京都大学

研究代表者

勝村 哲也  京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50066411)

研究分担者 小林 博行  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (00293952)
矢木 毅  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (00252510)
古勝 隆一  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (40303903)
木島 史雄  京都大学, 人文科学研究所, 助手 (50243093)
金 文京  京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (60127074)
キーワードKSコード / カリフォルニア大学バークレイ校 / 朝鮮本 / 長崎県立対島民俗資料館 / 建仁寺両足院 / WWW / 漢字 / 京都五山
研究概要

本邦に残存する朝鮮渡来典籍の調査と、調査報告をWWW上で行なうためのツールの開発を進めた。朝鮮典籍の調査は、平成10年度には近畿、北陸、山陰、中部、九州を中心に行なった。また版本学的な評価を受けるため、分担者の富山大学教授藤本幸夫をカリフォルニア大学バークレイ校に出張させた。同大学東アジア図書館は朝鮮本コレクションを有し、図書館学的な知識をもつ朝鮮学研究者が在籍するためである。またWWW上で行うツールの開発のため韓国ソウル大学と東国大学等から研究者を招へいし、共同研究を進めた。韓国は独自の漢字コードKSを有し、韓国固有の漢字を含む。従って、わが国や中国と異なった漢字属性をもつデータベース構築が行なわれているため、最近の研究状況についてレファレンスを受ける必要があった。とくに東国大学のリー ヨンクー教授は韓国仏典の電子化の推進者で、そうしたプロジェクトから得られた豊富な知見より種々教示を受けた。韓国での仏典電子化事業をよく理解し、仏典にかかわる辞典の編纂者である東洋学園大学のチャールス ミュラー教授がこのレファレンスを援助した。こうした共同研究と併行して、WWWによる情報処理上に必要なフォント制作と属性のデータベース化を進めた。
また長崎県対馬民俗資料館所蔵典籍と文書については、写真複写による資料収集を進めていて、同館所蔵品については来年度に終了する予定である。江戸時代対馬に輪番で出向いて外交事務を担当した京都五山が所蔵する典籍は調査中であるが、建仁寺両足院の調査は本年度で終了した。同院の対馬関係全文書を本年3月末にCD-ROM版で公開する。来年度も西日本中心に調査を行なうが、長崎県と東京都に比重を移す。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 金 文京: "水戸黄門「漫遊」考" 新人物往来社, 341 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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