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1998 年度 実績報告書

古典籍原本データベースにおけるテキストと絵図の構造的検索の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10301022
研究種目

基盤研究(A)

研究機関国文学研究資料館

研究代表者

中村 康夫  国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60144680)

研究分担者 江戸 英雄  国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (50290870)
入口 敦志  国文学研究資料館, 研究情報部, 助手 (80243872)
鈴木 淳  国文学研究資料館, 整理閲覧部, 教授 (40162953)
武井 協三  国文学研究資料館, 研究情報部, 助教授 (60105567)
立川 美彦  国文学研究資料館, 研究情報部, 教授 (60270419)
キーワードデータベース / 絵図 / テキスト / 構造的検索 / 検索 / 挿し絵 / 特殊文字
研究概要

本研究は、国文学原典に収載されている大量の絵図と古典籍本文とが有機的に関連づけて検索されるように、方法を見定め、コンピュータ上のシステム開発とデータベース構築を並行的に進めて、様々な問題を解決すべく、多様に実験を繰り返し、その手法として評価できるものを、新しく提案しようとするものである。このとき、そのデータの量的大きさの問題と、質的な多様さを考えて、国文学原典の代表的パターンを分析的に押さえつつ、実用化の視点をも評価の目に加えて進めることが、重要と考えている。
平成10年度は、絵入源氏物語のような、散文文学作品の挿し絵について、いかにキャプション情報を付加し、それをいかに検索するかというシステムの開発を行い、次年度での、本文との構造的検索に向けての準備を実施した。併せて、絵図を大量に駆使することから、コンピュータ環境を新しく整える必要があり、その機器環境の購入・整備を進めた。
さらに、名所図会等の絵を中心に作品性が整えられているものについて、本文中のテキストデータの切り出し方に新しい手法を取り入れ、暖簾や看板等の景物に書き込まれた繰り返される情報の持ち方や、特殊文字の処理など、データベースのテキスト形成について、具体的な検討に入り、その種のものが、どういう検索を必要とし、何がデータベースの肝要であるかをさらに次年度で深めていくことにしている。
また、次年度では、絵図のサイズを一気に大きくして、大地図などをも視野に入れた実験の展開を考えている。
総じて、ほぼ予定通りに進行している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 中村康夫: "CD-ROM版絵入源氏物語データベースについて" 源氏研究. 第4号. 216-220 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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