研究課題/領域番号 |
10306014
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
八木 宏典 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (00183666)
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研究分担者 |
太田原 高昭 北海道大学, 農学系研究科, 教授 (70002061)
堀口 健治 早稲田大学, 政経学部, 教授 (80041705)
祖田 修 京都大学, 農学系研究科, 教授 (40081111)
北出 俊昭 明治大学, 農学部, 教授 (00169864)
横川 洋 九州大学, 農学系研究科, 教授 (30007786)
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キーワード | 戦後農業史 / 農業基本法 / 農地改革 / 総合農政 / 国際化農政 |
研究概要 |
戦後日本農業発達史の巻別編成をほぼ確定し、各巻ごとにその内容を検討していく作業を行った。各巻・分野ごとに調査ならびに研究会を開催した。全体を通史篇と各論篇とに2分し、通史篇は、(1)戦時期、(2)戦後改革・経済復興期、(3)高度成長期、(4)低成長期、(5)国際化農政期、(6)21世紀農業の展望の6期構成した。また各論篇は、(1)農業資材産業の展開、(2)食品産業の展開と食生活、(3)農業と環境、(4)農学・農業教育・農業普及、(5)農村社会史、(6)農業農村基盤整備史、(7)大規模営農の形成史、(8)農業団体・農民運動史、(9)自治体農政の展開、の9分野を設定した。また、全体の調整を図るため、研究分担者による全体検討会を平成12年1月に開催した。具体的な研究活動の内容とその成果は以下の通りである。 (1)戦後日本における農業の展開過程を、当該時期の社会経済条件との関連で考察するとともに、21世紀に向けての展望を明らかにすることを本研究の課題とする点を改めて確認した。研究の遂行ならびに成果のとりまとめにあたっては、(1)優れた体系的・歴史的考察とすること、(2)歴史的事実の評価もさることながら、後の人たちも利用しうる記録性、資料性の高い内容とする、(3)政策的考察、全体的考察も大事だが、現場の動き、各地域の特色ある動きを生き生きと具体的にとらえる。(4)各時代を代表する現場の動きの中で、まだ研究されていないことなどを積極的に取り上げる、(5)可能な限り技術的側面にも目を配る、などの点に留意することとした。 (2)戦後農政に関する基礎的資料を整理し、執筆者が共同で利用できるようなデータベースの構築に取り組んだ。
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