研究課題/領域番号 |
10351001
|
研究種目 |
基盤研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
|
研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)
|
研究分担者 |
宗 正誼 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (70249499)
森 秀樹 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (00274027)
水上 徹男 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70239226)
鈴木 達三 平成帝京大学, 情報学部, 教授 (90000190)
宮崎 和夫 神戸親和女子大学, 文学部, 教授 (20229826)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
キーワード | 大学生ボランティア活動 / 教育カリキュラム開発 / サービス・ラーニング / 意識調査 / 実証的研究 |
研究概要 |
本研究は現在分析の段階であり結論をまとめるには至っていないものの、現在までのところ本研究によって得られた新たな知見は以下の8項目である。 1)日本の大学生のボランティア活動に対する関心は高いものの、これが直接ボランティア活動に結びついていないのが現状である。 2)一般に大学生のボランティア活動に対するイメージは高いといえる。 3)ボランティアは無償であり、大学教育にはなじまないという思い込みが大学教員と大学生に多くみられ、この意識を変えることが今後のボランティア教育にとって不可欠となる。これには本研究で取り扱うアメリカのサービス・ラーニングがかなり参考になると思われる。 4)ボランティア活動を希望している大学生及び大学とボランティア受け入れ団体・施設との間の連携において様々な問題があり、この解決が急務の課題である。 5)ボランティア論を教えている教官同士の交流はほとんど行われていないのが実態であり、今後のボランティア教育(ボランティアカリキュラムの開発を中心)にとってこの推進が早急に求められる。 6)大学生のボランティア活動に関する窓口を地方自治体や大学等に設置することが緊急の課題である。 7)ボランティア教育において評価基準の確立が大切となる。現状ではボランティア活動は善意にもとづくので成績をつけるなどの評価はできないといった考えが底流にありこの考えを改めることが重要となる。 8)ボランティア教育推進のためには、大学教官用とボランティアコーディネーター用のガイドブックが必要である。その内には理論面、実践面、活動に関する情報を別々にもりこむことが要となる。
|