• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1999 年度 実績報告書

抽象ウィーナー空間上の振動積分の漸近評価

研究課題

研究課題/領域番号 10440043
研究機関大阪大学

研究代表者

眞鍋 昭治郎  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20028260)

研究分担者 小松 玄  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (60108446)
小谷 真一  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10025463)
臼井 三平  大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (90117002)
磯崎 泰樹  大阪大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90273573)
厚地 淳  大阪大学, 大学院・理学研究科, 講師 (00221044)
キーワードウィーナー空間 / 確率解析
研究概要

三角格子の上のイジングモデルについて,特別な位置関係にあるスピン間の相関関数はすでに計算できているが,我々の方法では位置に関する制限を除くことは難しそうなので,グラスマン変数を用いて定式化し相関関数を求める方法も試してみるつもりである.
ウィーナー空間上の確率解析として,ゲージ理論とのかかわりも興味深いが,これについて佐賀大学の三苫氏と研究交流をおこなった.我々の考えている確率振動積分と密接な関係があるようである.
分担者小谷真一と磯崎泰樹は共同で、ブラウン運動の符号が変わる加法的汎関数の最大値の分布の末尾の漸近的性質について、解析的な方法とexcursion測度を援用する確率論的な方法とを組み合わせることにより、シナイの結果を拡張する形で結果を得た。
パリ第6大学のJ.Bertoin教授を招いて3回の講演をしていただいた。とくに磯崎泰樹の研究テーマと共通点が多く、お互いに充実した研究交流ができた。この招聘は3年まえから続けている本数学専攻とパリ第6大学確率論グルーブの交流の一環である。
また,上記以外にも,国内における研究発表,研究連絡,また海外への研究連絡など,様々な活動を行なった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y.Isozaki and S. Kotani: "Asymptotic estimates for the first hitting time of fluctuating additive functionals of Brownian motion"Lect. Notes in Math. (2000)

  • [文献書誌] S.Usui: "Recovery of vanishing cycles by log geometry Case of several variables"Commutative algebra and algebraic geometry and computational methods : Proc. Intern. Conference. 133-143 (1999)

  • [文献書誌] K.Hirachi, G.Komatsu and N. Nakazawa: "CR invariants of weight five, in the Bergman kernel"Adv. Math. 143. 185-250 (1999)

URL: 

公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi