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1998 年度 実績報告書

カイコ全発現遺伝子のカタログ化

研究課題

研究課題/領域番号 10460027
研究種目

基盤研究(B)

研究機関放射線医学総合研究所

研究代表者

三田 和英  放射線医学総合研究所, 第2研究グループ, 研究員 (30159165)

研究分担者 嶋田 透  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (20202111)
根井 充  放射線医学総合研究所, 生物影響研究部, 研究員 (10164659)
市村 幸子  放射線医学総合研究所, 生物影響研究部, 研究員 (40158754)
キーワードカイコ / 多細胞生物系モデル生物 / cDNAカタログ化 / ESTデータベース / cDNAライブラリー / 遺伝子分類 / 遺伝子発現プロフィール / cDNA塩基配列決定
研究概要

本研究の目的は多細胞生物系のモデル生物としてのカイコの全遺伝子を同定し、特に多細胞系特有の遺伝子を同定するとともに、将来のカイコゲノム解析のためのESTデータベースを構築し、遺伝子ライブラリーの整備をおこなうことである。このため、カイコのcDNAカタログ化を進めた。具体的には、カイコの多数の組織からcDNAライブラリーを作製し、各ライブラリーのcDNAクローンの塩基配列を大量に決定し、ホモロジー検索により遺伝子分類をおこなう.平成10年度では約20種類のcDNAライブラリーから約15,000cDNAクローンの塩基配列を決め、5,000遺伝子を同定した.これはカイコの全遺伝子の約1/3をカバーする。また、遺伝子分類とともに各ライブラリーでの遺伝子発現頻度を示す遺伝子発現プロフィールも同時に解析するプログラムを作製し、機能的ESTデータベースを構築するという成果をあげた.これまでに多細胞生物系特有の遺伝子としてアポトーシス関連、知覚・神経系関連、発生・分化関連また性決定に関わる遺伝子、概日リズム関連遺伝子など多数の興味ある遺伝子が同定されている.本研究で決めた約7,000ESTシーケンスはすでに公共データベースDDBJに登録し、公開されている。国内外の多数の研究者からのESTデータベース利用の要請が来ている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Mitsuru Nenoi: "Higher Frequency of Concerted Evolutionary Events in Rodents Than in Man at the Polyubiquitin Gene VNTR Locus" Genetics. 148. 867-876 (1998)

  • [文献書誌] Fumi Ohbayashi: "Molecular structure of the copia-like retrotransposable element Yokozuna on the W chromosome of the silkworm,Bombyx mori." Genes Genet.Syst.73(印刷中). (1998)

  • [文献書誌] Masatake G.Suzuki: "Bm kettin,a homologue of the Drosophila kettin gene,is located in Z chromosome in Bombyx mori and is not dosage compensated" Heredity. (印刷中). (1998)

  • [文献書誌] Mayumi Nishimura: "Low Frequency of Ras Gene Mutation in Spontaneous and Gamma-Ray Induced Thymic Lymphomas of Scid Mice" Radiation Research. 151. 142-149 (1999)

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公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

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