研究課題/領域番号 |
10470101
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研究機関 | 国立公衆衛生院 |
研究代表者 |
熊江 隆 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 室長 (40145363)
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研究分担者 |
荒川 はつ子 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 主任研究官 (90222736)
内山 巌雄 国立公衆衛生院, 労働衛生学部, 部長 (20151897)
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キーワード | 非特異免疫能 / 活性酸素 / 抗酸化物質 / ストレス / 運動負荷 / 中高年 / 化学発光法 / 肺胞マクロファージ |
研究概要 |
当該年度においては、健康を意識して運動を始めた中高年のモデルとした成熟後のWistar系ラットを用い、非特異免疫能として肺胞マクロファージの活性酸素種産生能を測定し、第11回Internat.Symposium on Biolumin.& Chemilumin.(USA)において報告した。また、生体内活性酸素バランスとして肺のミトコンドリア及びミクロソーム分画におけるスーパーオキシド産生、抗酸化機構としてスーパーオキシドディスムターゼ活性等を測定し、その一部を第55回日本体力医学会大会において報告した。さらに、アレルギー性疾患発症モデルであるBrown Norway系ラットを用い、運動負荷による肺胞マクロファージ活性等の変化について第41回大気環境学会年会及び第17回Internat.Congress of Allergol.& Clin.Immunol.(Australia)において報告した。 一方、ジョギング愛好家を被験者とし、非特異免疫能として好中球の活性酸素種産生能とナチュラルキラー細胞活性の変化を検討した成果はJ.Phys.Fit.Nutr.Immunol.に掲載された。さらに、血清より生体内活性酸素バランスを評価する方法として、活性酸素種の消去能力をみる総抗酸化能の測定方法を確立し、大学駅伝選手における変化を第70回日本衛生学会総会で報告し、その機序について第10回体力・栄養・免疫学会総会で報告した。また、長距離走選手の非特異免疫能と生体内活性酸素バランスに及ぼすストレス等の影響を検討し、その一部を第10回体力・栄養・免疫学会総会で報告した。さらに、疲労やストレス等の心理的調査に関する知見は臨床スポーツ医学に掲載され、大学生女子競技選手の食習慣等の調査結果は体力・栄養・免疫学雑誌に掲載された。一方、65歳以上の地域住民を対象とし、血清より抗酸化物質量や総抗酸化能等を測定したが、運動習慣の影響は認められなかった。
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