• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1998 年度 実績報告書

南米ボリビアのオキナワ移住地出身者の日本適応に関する社会心理学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10551005
研究種目

基盤研究(B)

研究機関東北大学

研究代表者

大橋 英寿  東北大学, 文学部, 教授 (40002927)

研究分担者 中村 完  琉球大学, 法文学部, 教授 (60044963)
石井 宏典  茨城大学, 人文学部, 助教授 (90272103)
安保 英勇  東北大学, 文学部, 講師 (50250650)
吉原 直樹  東北大学, 文学部, 教授 (40240345)
大渕 憲一  東北大学, 文学部, 教授 (70116151)
キーワード日系人 / ボリビア / 適応 / 移住 / 移民
研究概要

(1) ボリビア出移民の背景
沖縄県読谷村などで調査。読谷村の当時の広報等を収集し、米軍の土地接収による農地の狭隘さが、移民の大きなプッシュ要因となっていたことを確詔した。また、移民に関する文献資料も収集し、現在、分析中である。
(2) 日本への出稼者・定住者の適応・非適応過程
日系人労働者の多いことで知られる群馬県大泉町・太田市、横浜市鶴見区などで調査。面接・観察対象者は自治体職員・学校関係者・南米雑貨店主など多岐にわたった。
日系人は日本に定住化の傾向にあるといわれるが、その過程における大きな問題は彼らの子弟の日本への適応の問題である。日系人の子弟は家族の滞日が長期化するにつれ、社会化すべき目標となる「社会」を見失い、南米と日本(自文化-ホスト文化)といった二つの文化の狭間で混乱する傾向にある。また学校について行けずに中退する児童・生徒も多く、中には非行集団に加わる者もおり、彼らへの支援体制づくりが急務と思われた。
(3) 日本への帰郷者の実態調査:
ボリビアから沖縄への帰郷者の会、「沖縄ボリビア協会」に関する調査に着手した。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 辻本昌弘: "文化間移動によるエスニック・アイデンティティの変容過程" 社会心理学研究. 14・1. 1-11 (1998)

  • [文献書誌] 森 幸一: "ブラジルにおける沖縄系移民のエスニック職業としてのクストゥーラ(縫製業)" 人文研. 1. 43-55 (1998)

  • [文献書誌] 大橋英寿 編著: "南米ボリビアのオキナワ村-移民の社会心理学的研究-" 東北大学文学部, 411 (1998)

URL: 

公開日: 1999-12-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi