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1999 年度 実績報告書

ポリマーの溶液物性の測定とデータベースの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10555268
研究機関広島大学

研究代表者

舛岡 弘勝  広島大学, 工学部, 教授 (50034385)

研究分担者 石川 矯  三菱化学株式会社, 開発本部技術開発室, 部長
佐藤 善之  広島大学, 工学部, 助手 (50243598)
滝嶌 繁樹  広島大学, 工学部, 助教授 (10188120)
坪井 明男  三菱化学株式会社, 水島開発研究所, 主任研究員
キーワード溶解度 / ポリマー / データベース
研究概要

データベースの構築にあたり溶液物性の報告が不足しているのは、ポリプロピレンの気相重合に関連した系,並びに特定フロンの全廃に伴いその重要性が増しているポリマー中の特定フロン代替発泡剤系である。このため、本年度の研究対象として、ポリプロピレン+プロピレン系気液平衡,ポリプロピレン+エチレン系気液平衡,ポリプロピレン+プロピレン系並びにポリプロピレン+エチレン系におけるヘキサンの無限希釈気液平衡比(K・value)の測定を行った。さらにHCFC142b+低密度ポリエチレン(LDPE),HFC134a+LDPEについても測定を行った。
ポリプロピレン系の2成分系気液平衡に関してはSanchez-Lacombe(S-L)状態式により良好に相関可能であった。また、K-valueに関しては系を構成する各2成分系相互作用パラメータを用いてS-L状態式により良好に推算可能であることが明らかになった。フロン代替発泡剤の系では、上述のSanchez-Lacombe状態式により良好に溶解度の相関が可能であり、その異種分子間相互作用パラメータは温度に対して直線関係が成立することが明らかになった。
データベースの構築に関しては、工業技術院計量研究所馬場哲也博士らが開発中の分散型熱物性データベースの一部として近くインターネットによる公開を予定している。

研究成果

(3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Y. Sato: "Vapor-liquid Equilibrium Ratios for Hexane at Infinite Dilution in Propylene + Polypropylene and Ethylene + Polypropylene Systems"International Symposium on Separation Technology Between Korea and Japan. 103-106 (1999)

  • [文献書誌] Y. Sato: "Solubility of HFC-134a, HCFC-142h, and HFC-152a in Polystyrene"SPE ANTEC Technical Papers. 3839-3843 (1999)

  • [文献書誌] Y. Sato: "Vapor-liquid Equilibrium Ratios for Hexane at Infinite Dilution in Ethylene + Impact Polypropylene Copolymer and Propylene + Impact Polypropylene Copolymer"Fluid Phase Equilibria. (in press).

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公開日: 2001-10-22   更新日: 2016-04-21  

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