研究分担者 |
鈴木 理 日本大学, 文理学部, 教授 (10096844)
黒田 耕嗣 日本大学, 文理学部, 教授 (50153416)
森 真 日本大学, 文理学部, 教授 (60092532)
鈴木 正彦 日本大学, 文理学部, 教授 (00171249)
松浦 豊 日本大学, 文理学部, 助教授 (50096905)
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研究概要 |
今年度の主たる結果としては 1.正標数の孤立特異点に付随する環論的不変量である Hilbert-Kunz multiplicity を研究した。具体的な成果として,2次元の有理ニ重点の整閉イデアルに対して,このmultiplicityを双対グラフの言葉で記述するアルゴリズムを得た。この結果を11月の第21回可換環論シンポジウム,1月のアメリカ数学会のspecial sessionに於いて発表した。(この研究は名古屋大学の吉田健一氏との共同研究である。) 2.整閉イデアルの鎖の存在定理を得た。弱い条件の下に,Nouther局所環の2つの整閉イデアルの間を整閉イデアルのみから成る組成列で結べる事を示したものである。この結果を5月の韓国での国際シンポジウム,10月のMissouri大学における国際シンポジウムにおいて発表した。 3.2次元有理特異点(特に正則局所環)の整閉イデアルについての共同研究を韓国梨花女子大のS.Noh氏と行った。上記2に於いて,それを含み,かつ長さの差が1である整閉イデアルが有限である場合を完全に決定した。なお,既約イデアルの決定に於て計算機が必要であり,購入した。
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