研究課題/領域番号 |
10671783
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
内藤 宗孝 愛知学院大学, 歯学部, 講師 (20167539)
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研究分担者 |
有地 榮一郎 愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00150459)
塩島 勝 愛知学院大学, 歯学部, 助教授 (60064888)
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キーワード | 歯科インプラント / 多機能パノラマX線撮影装置 / 断層撮影 |
研究概要 |
本年度の研究において、以下のような実績が得られた。 1. 多機能パノラマX線撮影装置の基本特性 多機能パノラマX線装置(朝日レントゲン社AZ3000,当施設に現有)に設置されている特殊断層プログラムを用いて朝日レントゲン社AZ3000X線装置における自動設定される横断断層面の位置と方向を計測した。 方法:特殊断層プログラムのレーザービームにより断層面の位置と方向を求めた。断層面の位置として各断層面の歯列曲線に沿った切歯点からの距離を計測し、断層面の方向として断層面と正中線との角度を計測した。 結果:断層面の角度は、被写体の大きさに影響を受けず、選択する歯の名称によりほぼ固定した設定であった。 2. 断層位置決め装置の正確性の検討 朝日レントゲン社AZ3000X線装置における横断断層の精度を検討した。 方法:60°傾斜したアクリル板上に直径1mmの金属球を2mm間隔で埋め込んだ特製チャートを用いて、断層の位置・角度やチャートの位置・角度を変化させて横断断層像を作成した。それらの像から装置の移動・回転が正確に行われるかとレーザービームが移動・回転させた断層面を正確に指示するかを検討した。 結果:両実験において設定どおりの断層面が正確に撮影された。 3. 多機能パノラマX線撮影装置とコンピュータX線画像処理装置とによるデジタル断層X線撮影システムの歯科インプラント診療への応用の有効性の評価 デジタル断層X線撮影システムを用いて、インプラントの術前検査10例に施行した。 今後も引き続き、検査データの収集をおこなう。
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