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1999 年度 実績報告書

多機能パノラマX線装置の歯科インプラント診療への応用に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 10671783
研究機関愛知学院大学

研究代表者

内藤 宗孝  愛知学院大学, 歯学部, 講師 (20167539)

研究分担者 有地 榮一郎  愛知学院大学, 歯学部, 教授 (00150459)
キーワード歯科インプラント / 多機能パノラマX線撮影装置 / 断層撮影
研究概要

本年度の研究において下記のような実績が得られた。
下顎骨臼歯部のインプラント術前画像検査としてCT検査とDLPシステムによる断層撮影16患者(男性7患者,女性9患者,平均年齢51.8歳SD12.9)に施行した。観察部位は30部位で,第一小臼歯部1部位,第二小臼歯部7部位,第一大臼歯部16部位,第二大臼歯部6部位であった.
各画像における下顎骨形態の計測では,X線診査用ステントのマーカーに沿って直線(埋入予定線)を引き,その直線上で歯槽骨の交点と下顎骨下縁皮質骨表面の交点との間の距離,下顎管上壁から埋入予定線に垂線を引き,その交点と歯槽骨の交点との間の距離,下顎管上壁から埋入予定線への垂線を延長した直線上で,頬側皮質骨表面と舌側皮質骨表面との間の距離,Dental CT像で埋入予定線上で歯槽骨の交点から5mmの点でその直線に直角に頬側皮質骨表面と舌側皮質骨表面との間の距離を測定した.横断断層像では歯槽骨との交点から7mmの点とした.各画像間における計測した値の評価は,
差=AZ補正値ーCT計測値,平均の差=Σ|AZ補正値ーCT計測値|/N(総数)の式で求めた.
結果は,DLPシステムによる横断断層像とDental CT像において,下顎骨形態の計測値において差と平均の差は,歯槽骨交点ー下顎骨下縁皮質骨交点間ではー1.8〜2.0,1.2mm,歯槽骨交点ー下顎管上壁間ではー1.8〜1.6,0.8mm,歯槽骨交点から5mm(横断断層像では7mm)における頬側皮質骨表面ー舌側皮質表面間ではー1.9〜2.0,0.7mm,下顎管上壁における頬側皮質骨表面ー舌側皮質骨表面間ではー2.0〜2.0,0.9mmであった.

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 内藤宗孝,有地榮一郎 他: "パノラマ装置によるインプラント断層撮影の改良"日本口腔科学会雑誌. 48. 655 (1999)

  • [文献書誌] 内藤宗孝,有地榮一郎 他: "パノラマ装置を用いたインプラント断層撮影法の改良"日本口腔インプラント学会雑誌. 12(印刷中). (1999)

  • [文献書誌] 内藤宗孝,有地榮一郎 他: "パノラマX線撮影装置を用いたインプラント断層撮影法の改良"日本口腔インプラント学会雑誌. 13(印刷中). (2000)

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2013-09-03  

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