研究課題/領域番号 |
10680214
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研究機関 | 愛知教育大学 |
研究代表者 |
平田 賢一 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20024060)
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研究分担者 |
伊藤 俊一 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (50262936)
中西 宏文 愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (90211424)
清水 秀美 愛知教育大学, 教育学部, 教授 (60025111)
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キーワード | CAL / CAI / オーサリング・システム / 学習者制御 / マルチメディア / ガイダンス機構 |
研究概要 |
学習者制御型CALシステム(開発名:「かきつばた」)の実用化研究として、今年度は主として次のような研究開発を実施した。 1. 現システムの改善研究 CALシステム「かきつばた」は、この分野に関心を持たれる教育関係者に無料配布されてきた。そのような利用者からのフィードバック情報に基づき、より有用性と実用性を高めるためのいくつかの改善を実施した。また、利用者への技術的支援情報の提供や最新システムの提供をインターネット上で可能とする試みを実施した。 2. 次期システムの開発研究 「かきつばた」は、DOS版として開発されているため、最近のWindows環境に対応させるための開発研究に着手した。「かきつばた」の基本コンセプトを継承し、Windows環境の利点を生かし得るようなシステムの設計を実施し、試験的なシステム開発を行った。 3. CAL教材開発の事例の収集 「かきつばた」オーサリング・システムを利用したCAL教材の開発事例を収集し、CAL教材における教材の構成法やリンクのはり方等の一般的特色を抽出し、教材作成法の手がかりとして利用するためのマニュアル化を進めている。 4. CAL学習環境の効果に関する実験的研究 CALが伝統的CAI学習と比較してどのような学習上の特色があるか、また、「かきつばた」システムの特徴である「ガイダンス」などの学習支援システムの効果やそのあり方を検討するための実験的研究を実施している。 5. CAL学習成果を測定するための評価用具の開発研究 CAL学習成果を、認知的効果に限らずコンピュータへの態度や不安など情緒的効果を含めて多面的にとらえていくために、いくつかの測定尺度の開発に着手した。
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