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1999 年度 実績報告書

定常核融合炉の物理と工学の新展開

研究課題

研究課題/領域番号 11210101
研究種目

特定領域研究(B)

研究機関核融合科学研究所

研究代表者

藤原 正己  核融合科学研究所, 所長 (10023722)

研究分担者 須藤 滋  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50142302)
本島 修  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (60109056)
山崎 耕造  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50115648)
難波 忠清  核融合科学研究所, 研究・企画情報センター, 助教授 (40115613)
野田 信明  核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (10144172)
キーワード定常核融合炉 / ヘリカル磁場配位 / LHD / 国際共同実験 / 核融合ネットワーク / ステラレーター協定 / 国際エネルギー機関
研究概要

先進的核融合炉の実現のためにはプラズマの高性能化と定常化が不可欠である。核融合科学研究所で進められている大型ヘリカル装置(LHD)に代表されるヘリカルシステムは定常化に最適な核融合炉であり、そのプラズマの物理は環状閉じ込め物理に幅広い解明にも寄与するものである。また、プラズマの閉じ込めは閉じ込め磁場構造の形態によりその性能が大きく左右されるので、種々の配位での研究が不可欠であり、国際的な研究協力が必須である。LHDは、連続巻きコイルのヘリオトロン型であり、一方、ドイツで研究が進められている計画はモジュラー型である。さらに、スペイン、オーストラリアではヘリアック型の研究が進められており、国際的なネットワークを通じて、LHD国際共同実験計画(LIME)を推進してきている。
本研究は国際エネルギー機関(IEA)のもとでのステラレーター協定に基づいて推進されてきている計画を推進するものであり、日本を議長国としてヨーロッパ(ドイツ、スペイン)、アメリカ、オーストリア、ロシア、ウクライナの代表者から構成される国際的な執行委員会からの助言のもとで推進されてきている。年2回程度の国際執行委員会開催時には、本研究計画の報告と今後の進め方に関する討論を行ってきている。平成11年度は、6月にチェコ共和国のプラハで第1回国際ステラレーター執行委員会会合と、9月末の米国マジソンでの第2回会合において、ヘリカルシステム研究のサーベイと今後の国際協力研究の進め方に関する明確な合意を得た。
総括班では、個々の研究課題に関する研究者を中心に派遣・招聘、及び、一部の研究課題についての支援を行ってきた。平成11年度には、ドイツ、アメリカ、等への20名近くの派遣と、アメリカ、ドイツ、ロシア、ウクライナ等からの20名程度の招聘を行い、ヘリカル型プラズマの物理や工学の研究を深めることができた。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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