研究課題/領域番号 |
11303003
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策(含経済事情)
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研究機関 | 国学院大学 (2000-2001) 名古屋大学 (1999) |
研究代表者 |
村岡 輝三 國學院大學, 経済学部, 教授 (60089977)
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研究分担者 |
河村 哲二 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20147010)
板垣 博 武蔵大学, 経済学部, 教授 (20125884)
安保 哲夫 帝京大学, 経済学部, 教授 (90013028)
上山 邦雄 城西大学, 経済学部, 教授 (90095307)
竹野 忠弘 名古屋工業大学, 工学部, 助教授 (80216928)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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キーワード | アジア経済 / 日本経済 / 地域統合 / NIES / ASEAN / 中国経済 / 日本的経営 / 対外直接投資 |
研究概要 |
i)地域統合においては、ASEANを取り巻く地域経済安全保障の動向を外枠に捉える一方、他方では東アジア地域全体における「外資導入・輸出指向」型工業化のプロセスを内枠に据え、その時代的段階性を明らかにした。以上の作業を踏まえ、自由化(グロバリゼーション)モメントと中国の台頭による「新アジア太平洋時代」の到来を描出し、日本の今後の方向性に示唆を与えた。 ii)企業連携においてはIT技術革新の産業面での波及を日系企業(主として電機と自動車)ならびに華人企業(主として情報と通信)において現地調査(インドのバンガロール地域および中国広州の東莞地域)を施し、生産管理と組織の変革、ネットワークの生成と発達に焦点を合わせた企業連携の新動向を把握した。 iii)市場再編においては、以上の二つのコンテキストを踏まえつつ、アジア市場(さしずめNIES、ASEAN、中国)をめぐる再編のモメントがアメリカ、日本、ヨーロッパ(EU)のそれぞれにおいてマクロ的に把握し、それにアジア経済自体の土着性(中国の台頭、華人ネットワーク、各国中小企業の位置付け、等)にも着目し、その変容の推移を追跡した。 iv)以上の研究成果は各研究分担者により所属学会誌・紀要等にて個別的に発表し、ここでの最終報告書(冊子)は新規発表を含めてその一部の収録となる。近未来には全体のまとめとしての公刊を目指したい。
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