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1999 年度 実績報告書

アジアにおける生物資源の持続可能な開発と土地利用

研究課題

研究課題/領域番号 11306023
研究種目

基盤研究(A)

研究機関東京大学

研究代表者

太田 猛彦  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (50134797)

研究分担者 杉山 信男  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012040)
飯塚 堯介  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
大賀 圭治  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80302587)
川島 博之  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30161318)
佐藤 雅俊  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90302588)
キーワード世界食糧需給モデル / 土地利用変化 / リモートセンシング / 森林 / 農地
研究概要

本年度は、来年度からの本格的な解析の準備段階として、対象地域の選択およびリモートセンシングデータの整備を重点的に行った、主な対象地域にインドネシア、タイおよびフィリピンを設定し、リモートセンシングデータはインドネシアに絞り1970年代からのデータを収集した。
リモートセンシングデータを利用した土地利用変化の解析を、インドネシアの2ヵ所のサイトで開始した。1ヶ所は、1997年から1998年にかけて大規模な森林火災の発生した東カリマンタン州で24万ha程度のエリアを対象地域に選び、火災被害と土地利用、人間活動、地理条件との関係を解析した。対象地域に含まれる2種類の管理状況の異なる森林保護地域の被害状況を比較した結果、厳しく植生管理の行われている地域の方が被災割合が低く、また火災後の回復割合でも良好な状態であることが明らかになった。また、地形図から作成したDEMを利用して地形条件と被災状況を検討した結果、凹地形の土地より稜線部分の被災割合が高いことがわかり、これは現地調査での結果とも一致するものであった。
もう1ヶ所はジャワ島西部の自然保護地域を含む1流域(面積約22,000ha)である。この地域は自然保護区を含んでいるが、不法な農地開発が行われており、水資源の悪化が懸念されている。ランドサットTM、ランドサットMSSおよびJERS-1 OPSデータを利用した予備的な土地利用変化解析によれば、1980年代当初からすでに農地開発が行われていることが示唆された。しかし、さまざまな成長段階の水田が混在するこの地域では、リモートセンシングデータによる農地の分類手法に問題のあることが判明し、今後はこの点についての検討も必要であることがわかった。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Okamoto, K.: "Eastimation of rice-planting area in the Tropical Zone using combination of optical and microwave satellite data"International Journal of Remote Sensing. 20(5). 1045-1048 (199)

  • [文献書誌] Kawashima, H: "World distribution of arable land,cereal yield and fertilizer use"Journal of Agricultural System. 15(1). 73-76 (1999)

  • [文献書誌] Yamaguchi, T.: "Assessment of forest fire in east Kalimantan using satellite remotely sensed data"Proc. 3^<rd> International Symposium on Asian. Tropical Forest Management. 107-114 (1999)

  • [文献書誌] Baba, A.: "Landuse classification of CiDanau Watershed using satellite remote sensing data"Proc. International Seminar Environmental Management for Sustainable Rural Life. (in print).

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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