研究分担者 |
杉山 信男 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012040)
飯塚 堯助 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (30012074)
大賀 圭治 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80302587)
川島 博之 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (30161318)
佐藤 雅俊 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助教授 (90302588)
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研究概要 |
・バイオマス資源推定と用材需給予測 早生樹種類の中で、メラルーカ材について、それらチップのセメントボード及びコンクリートブロックへの適用について検討した。さらに、熱帯木材に代わって利用可能なケナフの木質ボードとしての有効利用技術に関する研究を実施した。 ・環境条件が園芸作物に与える影響の解析 リュウガンの花序の発達を顕微鏡観察したところ,シュートの主軸には、11月下旬の時点で既に一次花穂の原基が形成され,さらにこれらの原基には数枚の葉原基が分化していた。1月になると,主軸上の腋芽と一次花穂上の腋芽では,その先端付近にほぼ同じ時期に苞葉が認められ,その腋部が急速に発達して二出集散花序が形成された。 ・アジアにおける土地利用変化の予測分析 アジアの土地被覆・土地利用を解析し,窒素負荷図を作成した。南アジアでは,大きな人口を養うため,耕地が卓越した土地利用となっている。そして,耕地を拡大する余地はない。窒素負荷は,採用されている栽培体系と降水量に応じて,季節変化する。将来,水質は,ヒト由来,肥料由来,NOX放出由来の窒素の増加により,悪化すると推定される。 ・アジアにおける侵食量分布の把握 地球陸面全域を対象として土壌劣化の一要因である水食現象に焦点を絞り解析を行った。具体的には地形,気候等の自然環境の要因のみから定まる潜在的な水食強度を定義し、これと実際の水食強度の全球データセット(GLASOD)の比較を通して、人間活動が水食に与える影響の度合いについて評価する手法について提案した。
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