研究分担者 |
志賀 徳造 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (60025418)
志賀 啓成 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (10154189)
内山 耕平 東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 教授 (00117566)
倉田 和浩 東京都立大学, 理学研究科, 助教授 (10186489)
相川 弘明 島根大学, 総合理工学部, 教授 (20137889)
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研究概要 |
村田は2階楕円型・放物型偏微分方程式の正値解に関する基本的性質(スペクトル的性質・最小基本解の漸近的性質・摂動安定性)を研究・整備し、それを踏まえて歪積型の2階楕円型偏微分方程式の正値解の構造を明らかにする論文をまとめ投稿予定である。さらに村田はこの結果と村田・石毛による2階放物型偏微分方程式に対する初期値問題の非負値解の一意性が成り立つための最適な十分条件を用いて、R.G.Pinsky,D.Ioffe,V.Maz'ya,R.S.Martin等によって調べられたある種の楕円型方程式の正値解が一意であるための必要十分条件を与える予定である。これらの結果はJ.Norris,E.B.Davies,A.Grigor'yan,V.Maz'ya,L.I.Hedberg等この方面の専門家のレビュウを2000年3月に受けることになっている。 内山は1次元粒子系の拡散的現象を記述する発展方程式の初期値問題の解の一意性を示し、相川は境界Harnack原理とMartin境界および優調和関数の可積分性に関する結果を与え、倉田は放物型偏微分方程式の基本解の評価を与えた。
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