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1999 年度 実績報告書

液体呼吸の局所炎症抑制効果についての実験的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11470273
研究種目

基盤研究(B)

研究機関岡山大学

研究代表者

清水 信義  岡山大学, 医学部, 教授 (90108150)

研究分担者 安藤 陽夫  岡山大学, 医学部, 助教授 (70222776)
市場 晋吾  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (30284102)
青江 基  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (80260660)
永広 格  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (00311803)
伊達 洋至  岡山大学, 医学部・附属病院, 助手 (60252962)
キーワード液体呼吸 / サイトカイン / 炎症 / 呼吸不全 / 肺障害 / 肺胞洗浄液 / 白血球 / マクロファージ
研究概要

平成11年度(エンドトキシン気管内注入呼吸不全ラットモデルの作成)
当モデルはTashiro,et.al.の方法を基に、我々も改変追試した。ラットをエーテル、ケタラールで麻酔した後、気管切開し気管チューブを挿入し固定し、人工呼吸を開始する。ペントバルビタール腹腔内投与でさらに麻酔しマスキュラックスで筋弛緩を行う。大腿動脈より血圧モニターおよび採血用のラインをとり、大腿静脈より輸液ラインをとる。輸液は乳酸加リンゲル率を10ml/kgで注入する。人工呼吸の換気条件は、100%酸素濃度、気道内圧25cmH20、PEEP5cmH20、I:E=1:1、呼吸回数40回/分で行う。エンドトキシンLPS40mg/kgを生食に溶かし(20mg/mL)気道内に注入する。30分ごとに動脈血ガス分折を行い、注入後60分の時点でPa02>400mmHgなら再度LPS40mg/kgを注入する。同様に30分ごとに動脈血ガス分析を行い、気管チューブに浸出液がみられたら吸引する。Pa02<200mmHgになった時点で呼吸不全モデルの作成完了とする。
以上のプロトコールに沿って、呼吸機能の経時的変化を12匹のラットを用いて行い、安定した呼吸不全のモデルを作成することに成功した。同時に、ラットの尾静脈より採血し、末梢血中の各種サイトカイン、および、障害を受けた肺組織中の各種サイトカイン濃度を肺実質をホモジェナイズしたものの抽出液より、さらには肺胞洗浄液を採取しその中での各種サイトカイン濃度を測定し、液体呼吸モデルと通常の人工呼吸器による呼吸補助モデル(本年度作成したモデル)での差異を検討することが可能となるコントロールデーターをほぼ測定評価し終えたところである。
現在研究速報として平成12年開催予定の日本呼吸器学会総会、および日本呼吸器外科学会総会にて本研究演題が採択され、発表予定である。

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公開日: 2001-10-23   更新日: 2016-04-21  

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