研究分担者 |
久田 隆基 静岡大学, 教育学部, 教授 (40022214)
下條 隆嗣 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (50014767)
寺谷 敞介 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (60087533)
中山 玄三 熊本大学, 教育実践指導研究センター, 助教授 (40211437)
清水 克彦 国立教育研究所, 教材開発室, 室長 (00192609)
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研究概要 |
本研究に入る前に,世界の主要な科学教育の動向を総括することを行った。 (1)「実験観察と探究と発見」を基盤にした新しい科学教育課程編成のフレームワークの構築 この目的を達成するために,子ども達にとって,これまでの理科教育の概念体系,内容体系を重視した学問中心,知識理解重視の教育課程教育でなく,「実験観察」を基盤に,"現象層"-"概念層"-"普遍化層"の3層からなる"科学的な問い" "発見と創造"の連鎖(探究過程)の中で,総合的な科学的知識・認識を形成し,併せ科学観と課題の科学的な探究方法・接近法の力(探究能力)の形成を支援する単元カリキュラム開発・教育課程編成の第1次の試作的フレームワークを構築した。 (2)「実験観察と探究と発見」を基盤にした新しい科学教育単元カリキュラムの開発と試行 (1)の視点とフレームワークに立脚して,小学校理科「八つ手はなぜ"八つ手"というのか? 本当に小葉は8枚なのか?」,中学校地学教材「なぜアンモナイトがエベレストの山頂から出土するのか? 地層のなぞ?」,高等学校生物教材「進化の枠組み」の試作的カリキュラムの開発した。 (3)「実験観察と探究と発見」を基盤にした新しい科学教育に対応した学習評価法の開発と試行 課題の現象の観察,実験観察を通して,帰納的に現象を探究しながら発見しながら科学的知識や科学的探究能力,総合的な科学的認識,興味関心,探究的態度の形成過程,成長過程と指導の改善に役立てるオーセンティック評価(真正な評価,Authentic Assessment)のためのポートホリオ評価法(Portfolio Assesment)を試作してきた。
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